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Q 1 : 次の文は、「社会福祉法」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A福祉サービスの利用者が心身ともに健やかに育成されることを基本的な理念としている。B福祉サービスを必要とする地域住民のあらゆる分野への社会参加を推進する。C福祉サービス利用者が有する能力に応じて日常生活を営めるよう支援することを基本的な理念としている。D福祉サービスは、社会福祉事業の適正な実施の確保を図るために、最低限度の措置にとどめなければならないとしている。
Q 2 : 次の文は、社会福祉の歴史に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 3 : 次のうち、「社会福祉法」における第1種社会福祉事業に属するものとして正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保育所 B 共同募金 C 児童養護施設 D 婦人保護施設E児童発達支援センター
Q 4 : 次の文は、子育て支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A地域子育て支援拠点事業の実施は、主に児童養護施設において行われている。B保護者に対する支援は、住民にとって身近な施設であることや、施設数の多さなどにより、保育所においてはその期待が特に大きい。C保護者に対する支援を行う際の留意点のひとつとして、子どもの利益に反しない限りにおいて、保護者や子どものプライバシーの保護、知り得た事柄の秘密保持に留意することが挙げられている。D保育所において、保育士が子どものよいところを見つけ、積極的に保護者に伝えることで、子育ての楽しさを共有することも、保護者支援につながると考えられる。
Q 5 : 次の文は、平成24年度の社会保障給付費に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A社会保障給付費のうち、年金の給付費は依然減少傾向を示している。B社会保障給付費を医療、年金、福祉その他の3つの部門に分けると、医療の占める割合が最も大きい。C社会保障財源の内訳は、社会保険料よりも公費負担の占める割合の方が大きい。D国民医療費を年齢階層別に比べると、65歳以上の者の医療費は全体の半分以上を占める。E社会保障給付費の対国民所得比は、約3割を示している。
Q 6 : 次の文は、婦人相談所に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「母子及び父子並びに寡婦福祉法」に基づいて設置されている。B都道府県と市に設置が義務付けられている。C配偶者暴力相談センターとしても機能する。D婦人相談員が配置される。E婦人相談所は、母子の保護及び生活支援にあたり、母子生活支援施設と連携することがある。
Q 7 : 次の文は、男女共同参画社会に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A労働者の子の看護休暇に関しては、男女の差はなく取得できる制度が整っている。B労働者の家族の介護休業に関しては、男女の差はなく取得できる制度が整っている。Cわが国の男女共同参画社会の基本理念には、男性の家事への参加など家庭生活と職業生活との両立を推進することが含まれていない。Dわが国の男女共同参画社会の基本理念には、男性の地域活動への参加と職業生活との両立を推進することが含まれていない。
Q 8 : 次のうち、国際生活機能分類(ICF)の構成要素として正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 参加 B 環境因子 C 社会的不利 D 個人因子 E 機能低下
Q 9 : 次の文は、医療保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A出産育児一時金は、国民健康保険においても支給される。B公務員は、国民健康保険に加入する。C健康保険の保険者は、市町村である。D傷病手当金は、療養が終了するまで支給期間の定めなく支給される。
Q 10 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Y児童養護施設に入所しているFちゃん(12歳)の母親Gさん(39歳)は、統合失調症で入退院を繰り返している。そのGさんから苦情の電話が入り、Fちゃんの担当保育士Pは面談の約束をした。約束の日、保育士Pは、Gさんの訪問時に相談室に案内した。保育士Pは、Fちゃんの担当になって日が浅く、Gさんと会うのは初めてだった。また、保育士Pは、Y児童養護施設において、苦情受付担当者となっている。【設問】次の文は、この相談時の保育士Pの対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A通常の相談と異なり苦情の対応なので、保育士Pは初対面のあいさつも簡単に済ませて、苦情内容を聴取し、どんな事柄に関して訴えられているのか確かめるために質問を繰り返した。B保育士Pは、Gさんの怒りの感情を表出させるべきだと考え、Gさんの話が支離滅裂な内容となっているにもかかわらず、何時間も傾聴を続けた。C Gさんが相談室に入ってからもなかなか話すことができず沈黙を続けていたが、その間、保育士Pはその表情や仕草を見ていたものの、無理に話させようとはしなかった。D Gさんが統合失調症であり、保育士Pは対応に自信がなかったので、同席した主任保育士にほとんどの相談対応を代わってもらい、保育士Pはかたわらに同席して苦情対応の仕方を学んだ。
Q 11 : 次の文は、今日の相談援助の視点に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 12 : 次の文は、保育所が相談援助を行う具体的場面に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A相談を受けるには静かな時間とプライバシーを守る環境が必要なので、大多数の保育所では保護者一般に対して、「相談はあらかじめ園長に予約をとって、園長室でお願いします」と案内をしている。B個別面談の際、ある保護者が話しづらそうにしてなかなか語り出さないので、保育士は感じ取ったままに「話しづらいですか」と声をかけた。C個別面談の際、ある保護者が話しづらそうにしてなかなか語り出さないので、保育士は「今日はやめて、別の日にお話を伺うことにしましょう」と面談を切り上げた。D降園の時に、保護者に相談を持ちかけられた際、保育士は「今はどたばたして落ち着かないので、ちょっと無理だわ」と答えて、他の子どもの対応に戻った。
Q 13 : 次の文は、当事者運動やセルフヘルプグループに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aセルフヘルプグループは、議会や行政に対する圧力団体となるなどソーシャルアクション機能をもつ。Bセルフヘルプグループは、専門職がいつも介在して、メンバー間の葛藤に関して調整したり、仲間関係が促進されるようなプログラムを組み立てなければならない。Cセルフヘルプグループは、相談機関の職員が支援計画を作成する際に、一つの社会資源として活用されることがある。Dセルフヘルプグループは、ピアカウンセリングが行われるなど会員同士の相互支援機能をもつ。
Q 14 : 次の表は、児童や障害者等の人権・権利に関する国内外の宣言や条約を採択等の古い順に並べたものである。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
Q 15 : 次の文は、福祉サービス利用者支援制度に関する記述である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。福祉サービス利用者とサービス提供者が(A)な立場に立ち、利用者自らの意思と判断によって、サービスを利用する仕組みが必要であり、今日、(B)福祉サービスでは、従来からの(C)を改め、(D)を採用している。
Q 16 : 次の保育分野の苦情解決制度に関する【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】H保育所に通うIちゃん(3歳)の母親Jさんは、H保育所で行われている各種の行事のほとんどが平日に行われているので、なかなか出席できないことに不満を感じている。そこで、次年度の各種の行事の土曜日・日曜日開催の要望を、H保育所または関係機関に相談してみようと思っている。【設問】次の文は、Jさんのとった行動である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 17 : 次の文は、「社会福祉法」第75条の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。第75条社会福祉事業の経営者は、福祉サービス(社会福祉事業において提供されるものに限る。以下この節及び次節において同じ。)を利用しようとする者が、(A)かつ(B)にこれを利用することができるように、その経営する社会福祉事業に関し情報の提供を行うよう努めなければならない。2国及び(C)は、福祉サービスを利用しようとする者が必要な情報を(D)に得られるように、必要な措置を講ずるよう努めなければならない。
Q 18 : 次の文は、「社会福祉法」第78条の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。第78条社会福祉事業の経営者は、自らその提供する福祉サービスの質の(A)を行うことその他の措置を講ずることにより、常に福祉サービスを受ける者の立場に立つて(B)かつ(C)な福祉サービスを提供するよう努めなければならない。2 国は、社会福祉事業の経営者が行う福祉サービスの質の向上のための措置を(D)するために、福祉サービスの質の公正かつ(C)な(A)の実施に資するための措置を講ずるよう努めなければならない。
Q 19 : 次の文は、わが国の人口動態統計に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A総人口は、2011(平成23)年より減少を続けており、今後も減少することが予測されている。B 2014(平成26)年10月現在の高齢化率は、25%を超えている。C 2014(平成26)年10月現在の高齢者人口の男女比をみると、女性の割合の方が高い。D生産年齢人口とは、18歳以上65歳未満の者の人口を示している。
Q 20 : 次の文は、「全国保育士会倫理綱領」の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。(子どもの発達保障)2.私たちは、(A)と(B)が一体となった保育を通して、一人ひとりの子どもが心身ともに健康、安全で(C)の安定した生活ができる(D)を用意し、生きる喜びと力を育むことを基本として、その健やかな育ちを支えます。
Q 21 : 次の組み合わせは、児童の人権に関する法規等とその内容の一部を引用したものである。正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「児童の権利に関するジュネーブ宣言」―――「児童は、危難に際して最先に救済されるものでなければならない。」B「児童福祉法」―――「すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。」C「児童の権利に関する条約」―――「すべての児童は、家庭で、正しい愛情と知識と技術をもって育てられ、家庭に恵まれない児童には、これに代わる環境が与えられる。」D「児童憲章」―――「児童は、出生の後直ちに登録される。児童は、出生の時から氏名を有する権利及び国籍を取得する権利を有するものとし、また、できる限りその父母を知りかつその父母によって養育される権利を有する。」
Q 22 : 次の文は、ノーマライゼーションに関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 23 : 次の文は、社会福祉の歴史的変遷における児童家庭福祉に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A1959(昭和34)年に国際連合総会にて採択された「児童の権利に関する宣言」において、「意見表明権」が明記された。B1948(昭和23)年施行の「児童福祉法」において、国の責任による精神薄弱児(現在の知的障害児)の保護が初めて規定された。C「児童虐待の防止等に関する法律」において、「児童労働の制限」が日本の法律では初めて明記された。D昭和初期になって、社会事業家によるスラム街における託児が日本では初めて行われた。
Q 24 : 次の文は、児童家庭福祉の統計に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A児童虐待の相談件数は、「全国の児童相談所における児童虐待に関する相談件数の推移」(厚生労働省大臣官房統計情報部)によると、2000(平成12)年の「児童虐待の防止等に関する法律」施行以降その伸びは止まり、近年は横ばいとなっている。B日本の保育、児童手当などの家族関係の社会支出の対GDP比は先進諸国の中では低く、フランスやスウェーデンなどに比べて3分の1程度の規模にとどまっている。C夫婦の出生児数は、1950年代は3人を上回っていたが、2010年には、2人を下回っている。D日本の合計特殊出生率は低く、人口置換水準を顕著に下回っており、人口減少の要因の一つとなっている。
Q 25 : 次の文は、利用援助等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A通所介護のサービスを利用しているFさんは、妻を亡くした後ふさぎこんでしまい、そのサービスの利用を中止すると申し出た。その際、通所介護事業の担当者は、Fさんが家に引きこもってしまっては心身ともに悪い状態になると判断して、このままサービスを利用し続けるようにFさんに働きかけた。B自分の物忘れと判断力が衰えてきたことを自覚した独居のGさんは、その不安を民生委員に相談したところ、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業が役立つだろうと紹介された。C経済的に困窮している母子家庭を発見した児童委員は、その母親に代わって生活保護を申請することにした。D地域包括支援センターは、認知症の諸症状が現われてきた独居のHさんを発見し、要介護認定を申請するよう勧めたが断られた。支援センターでは、Hさんが認知症のため説得しても効果は薄いと判断して、支援を断念した。
Q 26 : 次のうち、「障害者基本法」に規定されている事項として誤ったものを一つ選びなさい。
Q 27 : 次の文は、今日の社会保障制度の動向に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A福祉国家体制における財政難を乗り切る対策として、現在、国は日本的な家族主義を基盤とした福祉社会を構築することを目指している。B福祉サービスの実施権限はかなり市町村に委譲され、住民に身近な市町村を中心として計画的な福祉行政の推進が図られている。C福祉サービスに関する利用者援助においては、法の条文に記載があるように、「利用者の意向を十分に尊重」しなければならないとされている。D災害時の避難行動要支援者対策において、自主防災組織その他の避難支援等の実施に携わる関係者による支援が必要であるが、その場合の関係者による情報の共有が求められている。
Q 28 : 次の文は、社会保障の機能に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A社会連帯の考え方が重視される。B所得の再分配をもたらす。C健康で文化的な最低限度の生活を保障する。D市場経済の競争原理により失業等のリスク抑制を図る。
Q 29 : 次の文は、年金保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A年金給付の主要なものは、障害年金、遺族年金、老齢年金の3種である。B任意加入を原則としている。C基本的に厚生年金保険の被保険者は、同時に国民年金の第2号被保険者となる。D基本的に共済組合の組合員は、同時に国民年金の第2号被保険者となる。E基本的に国民年金は20歳以上60歳未満のすべての国民を被保険者とする制度である。
Q 30 : 次の文は、「生活保護法」に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A幼稚園の教育費は教育扶助の対象になる。B技能習得費は生業扶助の対象になる。C医療扶助は原則として現金給付で行われる。D住宅の補修などは住宅扶助の対象とはならない。
Q 31 : 次の文は、社会福祉従事者に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A知的障害者相談員は、地方自治体が委託する民間の協力者であり、日常生活上の相談や地域活動の推進に携わる。B社会福祉主事は、「社会福祉法」で定められた、地域福祉に携わる民間の協力者である。C婦人相談員は、「売春防止法」で定められた相談員である。D身体障害者相談員は、身体障害者更生相談所に必置される。障害のある本人が委嘱されることはできない。
Q 32 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】G児童家庭支援センターに、30歳女性Hさんが娘のJちゃん(3歳女児)と一緒に来所した。K相談員が面接室に案内すると、「昨夜、娘の手をちょっとたたいてしまったんです」と泣きながら話した。このようなことは今回が初めてのようだった。K相談員が話を聞くうち、来所した真意は、育児に協力してくれる人や相談できる人が身近にいないことによる孤立感であることがわかった。この面談の後、K相談員はHさんとともに別室にいたJちゃんのもとへ行き、全身にあざがないことなどを確認した。【設問】次の文は、K相談員の対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A子育て中の母親同士が集う、地域の子育て拠点や地域の子育てサークルなどを紹介する。B母親自身の精神的な問題が原因であることを認識させ、精神科の受診をすすめる。Cたたくという行為は程度を問わず身体的虐待であり、ただちに児童相談所へ通告する必要があることを伝える。D子ども本人の安全の確保を最優先し、ただちに緊急一時保護の手続きを行う。
Q 33 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】脳性まひで重度の心身障害がある5歳女児Nちゃんは、M保育所に週3回通っている。その他、児童発達支援センターに週1回通所しており、訪問看護ステーションを週1回利用している。Nちゃんに関わる専門職が、チームアプローチによる支援を行っている。【設問】次の文は、チームアプローチにおける支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A専門職チームで保護者の同意を得ずに支援方針を決定する。B保護者を含めた関係者によるカンファレンスを定期的に行う。C支援内容について、必ず近隣住民に説明し、理解を得なければならない。D緊急時の対応方法について、カンファレンスにおいて共通認識を図る必要がある。
Q 34 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】R保育所を利用している3歳児の男児Sちゃんのことばの発達が、他の児より遅れていることに担当保育士が気付いた。カンファレンスを行ったところ、他の保育士にも同様の気付きがあることがわかった。Sちゃんの保護者からは、この件について相談されたことはない。【設問】次の文は、保育士としての対応に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保護者から相談されるまでは、対応しない。B送迎時に、Sちゃんの現状を保護者に伝え、家庭での状況を聴き、場合によっては専門機関を紹介する。C保護者には伝えず、専門機関に来所と診断を依頼する。D専門機関の意見を聞かず、自分達なりに考えて言語療法を試みる。
Q 35 : 次の文は、ソーシャルワークのアプローチに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A行動変容アプローチは、学習理論に基づいており、条件反応の消去・強化による特定の問題行動の変容を働きかける。B課題中心アプローチは、短期間での問題解決を目的としており、標的とする問題を確定し、課題の抽出、目標設定を行い、短期の計画的援助を行う。Cナラティブアプローチは、心理臨床の短期療法の影響を受け、短期に目的達成をめざす短期アプローチである。D解決志向アプローチは、社会的に抑圧されている利用者の潜在能力に気づき対処することや原因となっている環境を変革することで問題解決をはかる。
Q 36 : 次の文は、福祉サービスの第三者評価事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A児童福祉分野の福祉サービス第三者評価事業では、民生委員・児童委員の評価を組み入れることが特別に定められている。B福祉サービス第三者評価事業は、サービス提供者が事業運営の具体的な問題点を把握し、サービスの質の向上に結び付けるとともに、利用者が適切にサービス選択を行うための情報提供も目的としている。C保育所の第三者評価事業は、全国社会福祉協議会が設置した福祉サービスの質の向上推進委員会(以前の評価基準等委員会)が策定した保育所版福祉サービス第三者評価基準ガイドラインに基づき都道府県や第三者評価機関で工夫を加えながら実施している。D「社会福祉法」では、社会福祉事業経営者に対して、自ら提供するサービスの評価を行うよう促すと同時に、国に対しても、公正かつ適切なサービス評価を実施するように要請している。
Q 37 : 次の文は、ボランティア活動の推進に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aボランティア活動等に取り組みやすいような基盤整備は、社会福祉協議会を中心として社会福祉施設、ボランティアに関する各種民間団体等との連携の下に推進されている。B国民のボランティア・市民活動への理解を深め、参加を促進するための拠点としてのボランティア・市民活動センターが、各地の福祉事務所に必ず設置されている。C働いている人がボランティア活動に参加しやすい環境を整備するために、厚生労働省は、民間企業独自の休暇としてボランティア休暇制度を新設することや、既にボランティア休暇のある企業においては、改めて制度の周知・活用を促すこと等を要請している。D1998(平成10)年に成立した「特定非営利活動促進法(NPO法)」により、一定の要件を満たすボランティア団体に法人格を取得する途が開かれた。
Q 38 : 次の文は、サービス提供者による苦情解決に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「社会福祉法」では、国、都道府県、市町村及び社会福祉事業の経営者は、福祉サービスについて、利用者等からの苦情の適切な解決に努めなければならないと定められている。Bサービス提供者は、事業所内で受け付けた苦情に関し、その苦情内容及び苦情解決結果を都道府県社会福祉協議会に設置されている運営適正化委員会に必ず報告しなければならない。C老人福祉施設における苦情解決の特徴は、サービス利用者が高齢者であることを踏まえて、申出者に福祉事務所及び地域包括支援センターを加えているところにある。D「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)では、入所児童や保護者等からの苦情に迅速、適切に対応するために必要な措置を講じなければならないと定めている。
Q 39 : 次の組み合わせは、在宅福祉・地域福祉の推進に関する用語とその解説である。誤ったものを一つ選びなさい。
Q 40 : 次の文は、「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)第87条の一部である。(A)~(D)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。児童自立支援施設の長は、児童の通学する学校及び(A)並びに必要に応じ(B)、 (C)、(D)等関係機関と密接に連携して児童の指導及び家庭環境の調整に当たらなければならない。
Q 41 : 次の文は、社会福祉と平等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A社会福祉の公平性は、「日本国憲法」第14条に定める「法の下における平等」という理念に基づいており、市民としての基本的な権利を前提としている。B生活保護の保護請求権は、性別、社会的身分、生活困窮に至った原因などとは関係なく無差別平等に与えられている。C「障害者差別禁止法」は、1995(平成7)年に策定された「障害者プラン〜ノーマライゼーション7か年戦略〜」に基づいて1998(平成10)年に成立した。D1979(昭和54)年に「女子差別撤廃条約」が国際連合で採択されたが、2012(平成24)年現在日本はまだ批准していない。
Q 42 : 次の文は、社会福祉の理念に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A生活保護の最低生活基準を意味するばかりでなく、国家がすべての国民の最低限の生活を保障すべきであるという理念を示すのが、ナショナルミニマムである。B利用者の自己決定を尊重し、利用者の持つ潜在的な力を強化することの重要性を示す理念が、アドボカシーである。Cノーマライゼーションは、福祉サービスの利用者の生活条件を可能な限り普通(ノーマル)な状態に近づけることを目指す理念であり、利用者をノーマルにすることではない。Dクオリティ・オブ・ライフは、生活の質的向上を目指す理念としては生活の充実感、人生の達成感などを示す概念である。
Q 43 : 次の【I群】の歴史的事象と【II群】の解説文を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】 A ベヴァリッジ報告 B 新救貧法(1834年) C 恤救規則 D セツルメント【II群】ア貧困は環境や社会状況に原因を求めることができるので、地域社会の改善によって貧困問題を克服することが考えられた。イ血縁や地縁などの無い窮民に対してのみ公的救済を行ったが、救済の責任は、本来血縁や地縁などの人情的なつながりにあるとした。ウ窮民の援助は、最底辺の労働者の生活以下の水準にとどめ、働ける者には強制労働を課した。エ貧困を生みだす要因に対して、新たな社会保障システムを打ち出した。
Q 44 : 次の文は、2000(平成12)年以降のわが国の福祉政策の方向性に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A2000(平成12)年の厚生省「これからの地域福祉のあり方に関する研究会」報告書において、地域福祉を推進する主体として公助の一層の確立を目指すべきであるとした。B2000(平成12)年に施行された「社会福祉法」は、福祉サービスの利用者の利益の保護に関する制度を飛躍的に前進させたものと評価できる。C2000(平成12)年の厚生省「社会的な援護を要する人々に対する社会福祉のあり方に関する検討会」報告書において、「新たな『公』の創造」を提唱した。D2000(平成12)年版の「厚生白書」では、生活保護に関して、「就労体験、福祉的就労、ボランティア等のプログラムや交流の場に参加してもらい、社会とのつながりを結び直す支援を講じる」としているが、その担い手として、NPO等の「新しい公共」を活用すると記述している。
Q 45 : 次の文は、基本的人権に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A国際連合が採択した国際人権規約は法的拘束力をもつ条約であり、それを批准した日本は、そのA規約により日本国憲法に「生存権」を規定した。B基本的人権の中には、人間固有の権利として国家権力から個人の自由を守る権利体系を構成するものがあり、自由権と呼ばれる。C国際連合総会で採択された世界人権宣言は、自由権、参政権、社会権等に関する「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」を宣言したものである。D生存権は「公共の福祉」に反する場合に制限を加えることができるが、自由権に対しては国家権力といえども制限を加えることはできない。
Q 46 : 次の文は、親権等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A親権停止は、一時的に親権の行使を制限するものであり、親権喪失は、永久に親権の行使を奪うものである。B親権者及び未成年後見人は、子どもに対する親権を有するとともに、扶養義務を負わなければならない。C親が子どもの養育を放棄して、残された子どもが餓死した場合、保護責任者遺棄致死罪あるいは、殺人罪が適用される可能性が高い。D両親が離婚する際、成年に達しない子に対する親権を父母ともに辞退した場合、家庭裁判所は両親以外の第三者を親権者として選任しなければならない。
Q 47 : 次の文は、ファミリーサポートセンター事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aファミリーサポートセンター事業は国の制度であるが、住民同士の相互援助契約に基づくものであるため、基本的にはその相互援助活動の活動報酬を市町村が費用負担するものではない。Bファミリーサポートセンターは、地域子育て支援センターに併設されるので、援助提供者がセンターの施設内で子どもの預かりをする活動が中心となっている。Cファミリーサポートセンター事業は、当初から病児・病後児の預かりを相互援助活動の柱の一つとしているので、ほとんどの市町村でその預かりを実施している。Dファミリーサポートセンター事業において、家庭の収入に合わせた減免対応が義務付けられており、ひとり親家庭に関しては費用が免除される。
Q 48 : 次の組み合わせは、社会福祉施設とその根拠となる法律の組み合わせである。適切な組み合わせを一つ選びなさい。
Q 49 : 次の文は、生活保護に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 50 : 次の文は、社会福祉法人に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 51 : 次の文は、社会福祉従事者の義務や権利に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 52 : 次の文は、社会保障制度の利用に関する【事例】である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【事例】企業に勤めるサラリーマンであるIさん(55歳)は、2年前に自宅で脳出血を発症し入院した。入院中の生活費については(A)から傷病手当金を受給していた。その後、症状が固定して退院したものの右半身に麻痺が残ったため会社を退職した。そこで(B)に加入し、障害基礎年金と(C)を受給して自宅で生活している。
Q 53 : 次の用語と解説は、相談援助に関する専門用語とその解説に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 54 : 次の用語の解説は、援助技術のアプローチに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A問題解決アプローチ-相談援助の過程で、援助者が利用者自身のワーカビリティを含めた診断を行いつつ、利用者自身の機能する力を支持、補足、強化するアプローチである。B危機介入アプローチ-利用者の心理的危機への介入により、社会的機能の回復、あるいは、心理的危機の回避を行うことを目的とするアプローチである。Cエンパワメントアプローチ-利用者の語る物語を通して援助を行うアプローチであり、利用者が新たな意味の世界を創り出すことにより、問題解決へと導くアプローチである。D心理社会的アプローチ-「状況の中にある人間」という概念を中心として、ケースワークの治療モデル(あるいは医学モデル)に、精神分析を重視した理論を加えたアプローチである。
Q 55 : 次の文は、援助者と利用者との関係についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「ニーズ中心からサービス中心へ」という変化に対応して、利用者本位の考え方が定着している。B当事者参加が重視されるようになって、利用者と援助者の協働が図られるようになった。C苦情解決の仕組みにおいて、保育者が子育て支援の相談事業を行わなければならなくなった。D福祉サービスを利用する、しないの自己決定権は今日認められているが、複数の介護サービスの中から自ら選択することは認められていない。
Q 56 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】3歳の男児と生後8か月の女児を連れて、突然、母親のJさんが児童相談所を訪れた。子育てについて悩んでいる様子であったので、早速、相談員のKは、面接室に招き入れた。【設問】次の文は、児童相談所の相談員としての対応に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
Q 57 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】L保育所を利用している4歳の女児Mちゃんは、最近、担当保育士の側から離れようとせず、また、衣服は2、3日も同じものを着ている状態が続き、さらに、些細なことで他の園児とトラブルを起こしている。そこで、心配した担当保育士は、Mちゃんの母親Nさんに、自宅でのMちゃんの様子を聞いてみた。母親Nさんからは、「最近、離婚話が持ち上がり、心身共に疲れ果てています。」と言われた。【設問】次の文は、保育所の保育士としての対応に関する記述である。最も不適切な対応を一つ選びなさい。
Q 58 : 次の文は、サービス提供者による情報提供に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 59 : 次の文は、苦情解決に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「社会福祉法」では、社会福祉事業経営者に利用者からの苦情の適切な解決に努めるよう努力義務を課している。B保育所における苦情解決は、「保育所保育指針」ではふれられてはいないが、「児童福祉法」及び「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)において定められている。C苦情を第三者的立場から適切に解決するために、「社会福祉法」では、都道府県社会福祉協議会に運営適正化委員会を設置することが定められている。D「社会福祉法」では、社会福祉事業経営者は、利用者からの苦情解決に対応した場合は、都道府県知事にその経緯を必ず報告しなければならないと定められている。
Q 60 : 次の文は、地域福祉の担い手に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 61 : 次の文は、知的障害児・者福祉のパイオニアと言われた糸賀一雄が著した「福祉の思想」の一部である。( )にあてはまる語句として正しいものを一つ選びなさい。くどいようだが、この子らが不幸なものとして世の片隅、山峡の谷間に日の目もみずに放置されてきたことを訴えるばかりではいけない。この子らはどんなに重い障害をもっていても、だれととりかえることもできない個性的な自己実現をしているものなのである。人間とうまれて、その人なりの人間となっていくのである。その自己実現こそが創造であり、生産である。私たちのねがいは、重症な障害をもったこの子たちも、立派な生産者であるということを、認めあえる社会をつくろうということである。「この子らに世の光を」あててやろうというあわれみの政策を求めているのではなく、この子らが自ら輝く素材そのものであるから、いよいよみがきをかけて輝かそうというのである。( )この子らが、うまれながらにしてもっている人格発達の権利を徹底的に保障せねばならぬということなのである。(出典『福祉の思想』糸賀一雄)
Q 62 : 次の文は、社会福祉の主体に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A障害児の親の会は、自分たちの手で福祉サービスを提供する組織をつくったり、行政に対する要望活動を行ったりする。B社会福祉協議会は、公共性の高い福祉サービスを実施する事業主体としての側面と地域福祉の推進を図る協議体としての側面を持つが、提言・改善運動は行わない。C社会福祉従事者は、社会福祉の実践主体であるが、時には、既存の社会福祉制度の改善を求めて社会福祉関係者の組織化を図り改善運動を行うことがある。D企業による福祉サービスは営利追求が目的であるため、福祉サービスの提供にはなじまない。E国は社会福祉の政策主体であり、また、社会福祉法人等の実施主体の監視機能をはたすが、自ら社会福祉事業の経営主体となることはない。
Q 63 : 次の文は、福祉ニーズの変容に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 64 : 次の文は、社会福祉の歴史に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 65 : 次の文は、各法の年齢の定義に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 66 : 次の文は、わが国の年金制度に関する記述である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Sさん(29歳:女性)は、平成23年10月に、それまで社員として常用雇用されていた建築会社を結婚を機に退社し、専業主婦となった。このためそれまで加入していた(A)を脱退し、年金事務所に手続きを行い、(B)の第3号被保険者となったので保険料の納付は(C)となった。なお、Sさんの夫は同じ建築会社の常用労働者である。
Q 67 : 次の文は、社会福祉の利用者負担に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
Q 68 : 次の組み合わせは、社会福祉の行政機関とその設置主体に関するものである。正しいものを○、誤ったものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A婦人相談所-都道府県B児童相談所-市(特別区を含む)C身体障害者更生相談所-国D精神保健福祉センター-市町村
Q 69 : 次の文は、出産に対する保険給付に関する【事例】である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【事例】金融機関に常用雇用で勤務していたTさんは、産休に入った後、予定通り出産し、産休明けから職場復帰する計画である。この出産に対する給付として(A)から(B)が(C)された。
Q 70 : 次の文は、社会福祉従事者の医療行為に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 71 : 次の文は、社会福祉従事者の義務に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 72 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】児童養護施設に入所したばかりの13歳の男児Xに対して、居室担当となった保育士Yが面接した際の会話である。相談室に一緒に入って、テーブルを間に、XとYは対面してすわった。まず、Yが、「あなたは、昨日からこの学園で生活することになりましたが、現在の気持ちを話してくださいね。」とたずねた。Xは、その質問に答えないまま2分ほどの沈黙が続いた。【設問】次の文は、2分の沈黙のあとのXの状態に応じてとったYの行動に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 73 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】初産で双子を出産したOさん(28歳)は、育児疲れから育児ノイローゼ気味となり、近くの福祉事務所の「家庭児童相談室」を訪れ、相談を行った。子どもは生後8か月である。Oさん夫妻の父母は遠方にいて支援を期待できず、夫は残業して帰宅が遅くなることも多かった。このケースの相談には、P家庭相談員があたった。【設問】次の文は、P家庭相談員の行った支援に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aこのケースを児童相談所に送致するか、このまま当相談室で支援するか検討したが、母親の精神状態が通院によって落ち着いていることが確認できたので、児童相談所と協議して継続支援を行うことにした。Bこうした要支援家庭を支援するために養育支援訪問制度があるので、保健師などによる訪問が必要と考え、その制度による訪問を手配した。C母親は就労していなかったため保育所を利用していなかったが、保育所一時預かりやファミリー・サポート・センターの利用を勧めた。D夫の育児への協力を引き出すための家族関係の調整を考えたが、家族のプライバシーに踏み込むことになるので、その調整は行わないことにした。
Q 74 : 次の文は、ケアマネジメントの過程に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 75 : 次の組み合わせは、利用者の権利擁護に関する用語の組み合わせである。不適切な組み合わせを一つ選びなさい。
Q 76 : 次の文は、苦情解決制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A苦情解決制度には、サービス提供者による苦情解決と運営適正化委員会による苦情解決、さらに、都道府県知事の仲裁による苦情解決がある。B苦情を第三者的立場から適切に解決するために、「社会福祉法」では、都道府県社会福祉協議会に運営適正化委員会を設置するものとされている。Cサービス提供者による苦情解決制度では、苦情解決の責任者と担当者を置かねばならないとされている。D保育所等の児童福祉施設における苦情解決制度の特徴は、サービス利用者が児童であることを踏まえ、申出者は保護者に限定している。
Q 77 : 次の文は、福祉サービスの契約制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A契約制度は、当事者同士の意思表示の合致によって成立し、また、その過程では双方の対等性や自由意思が尊重される。B契約制度は、1997(平成9)年の「児童福祉法」改正によって保育所の入所方式に市町村との選択契約方式を導入したことにはじまる。C措置から契約へという社会福祉基礎構造改革以降、在宅介護の分野を中心として、株式会社、特定非営利活動法人(NPO法人)などの多様な実施主体が社会福祉サービス分野に参入している。D適正な福祉サービスの利用を確保するために、「社会福祉法」では、福祉サービスに対する苦情などを抱える人への支援を行うことを明記している。
Q 78 : 次の文は、社会福祉の情報提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「社会福祉法」では、社会福祉事業の経営者や国及び地方公共団体に対して、福祉サービスの適切な利用が行われるように、情報の提供等を行うよう努めなければならないと定められている。B社会福祉法人に対しては、利用者等からの請求に応じて事業報告書や財務諸表、監査報告書を閲覧できるよう義務付けている。C社会福祉事業の経営者は、その提供する福祉サービスの利用を希望する者からの申込みがあった場合には、説明を希望する者のみに対して、説明を行うものとされている。D「社会福祉法」では、利用者の理解や判断を誤らせるような事実に反する誇大な広告を禁止し、情報提供の適正化を図っている。
Q 79 : 次の文は、在宅福祉・地域福祉の推進に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A共同募金の実施主体としては、各都道府県に都道府県共同募金会が置かれ、募金の実施、目標額や配分計画等の策定、配分先や額の決定を行っている。B民生委員は、「民生委員法」に基づき地域社会の福祉を増進することを目的として市町村の区域に置かれており、福祉事務所や児童相談所に配属されて支援活動を行っている。C市町村社会福祉協議会の目的は、地域福祉の推進にあることが、「社会福祉法」において明記されている。D「日本赤十字社法」に基づく日本赤十字社は、災害被災者に対する救護活動や地域における医療活動を中心に活発な活動を展開している、わが国有数の救護団体である。
Q 80 : 次の文は、わが国の少子高齢化の動向に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A65歳以上の高齢者が、総人口に占める割合のことを「高齢化率」といい、この高齢化率が、7パーセントを超えると「高齢化社会」、14パーセントを超えると「高齢社会」と呼んでいる。B高齢者の単独世帯が増加しているが、高齢者の単独世帯で女性のほうが圧倒的に多いのは、平均寿命の違いを反映していると考えられる。C平成16年版「少子化社会白書」において、合計特殊出生率が人口置き換え水準をはるかに下まわり、かつ、子どもの数が高齢者人口(65歳以上の人口)よりも少なくなった社会を「少子社会」と呼んでいる。D近年の合計特殊出生率の上昇は、これまで低下傾向であった30歳代の出生率が横ばいとなり、20歳代の出生率が上昇していることによるものである。
Q 81 : 次の組み合わせは、近年の日本社会の変化に対して重大な関連のある福祉政策を結びつけた組み合わせである。不適切なものを一つ選びなさい。
Q 82 : 次の文は、福祉サービスの供給に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 83 : 次の文は、社会福祉の諸財源に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 84 : 次の文は、保健・福祉の行政機関の設置に関する都道府県と市町村の役割分担についての記述である。正しいものを一つ選びなさい。
Q 85 : 次の文は、母子世帯の福祉制度利用に関する【事例】である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【事例】母子世帯の母親Xは、小学1年生の長女Yを学童保育(放課後児童健全育成事業)に預けて、パートタイムで勤務していたが、会社が倒産したため収入が途絶えた。再就職もなかなか進まず生活に困窮したため、(A)に(B)を申請したところ、支給が決定され、生活扶助や住宅扶助に加えて、Yについて(C)も支給されることとなった。
Q 86 : 次の文は、現行の年金制度に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
Q 87 : 次の文は、苦情解決制度に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。A都道府県社会福祉協議会に設置されている運営適正化委員会の目的は、福祉サービス利用援助事業の適正な運営の確保と、福祉サービスに関する利用者等からの苦情の適切な解決の2つである。B苦情解決制度の仕組みにおいて、運営適正化委員会の行う苦情の解決のための相談は、最初に事業者に苦情の申出を行ったうえで、その申出人が改めて申出をするという法的規定となっている。C苦情解決制度の体制として、事業所内に苦情解決責任者、苦情受付担当者、苦情監視委員を設置することが「児童福祉法」によって定められている。D都道府県社会福祉協議会に設置されている運営適正化委員会に寄せられた苦情の分野別の内訳件数は、平成21年度は多い順に、障害分野、老人分野、その他の分野、児童分野となっている。
Q 88 : 次の組み合わせは、主な「社会福祉の行政計画」とその「根拠法」、および「キーワード」の組み合わせである。最も適切なものを一つ選びなさい。
Q 89 : 次の文は、「災害救助法」に関する記述である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。「災害救助法」による救助の種類は、①(A)(応急仮設住宅を含む)の供与、②炊出しその他による食品の給与と飲料水の供給、③被服、寝具その他の生活必需品の給与や貸与、④(B)、⑤災害にかかった者の救出、⑥災害にかかった(C)の応急修理、⑦学用品の給与、⑧埋葬、⑨死体の捜索と処理、⑩災害によって住居や周辺に運ばれた土石、竹木等で日常生活に著しい支障を及ぼしているものの除去、などとなっており、災害の状況等により臨機応変の救助が実施されることとなっている。
Q 90 : 次の文は、保育士資格に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
Q 91 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】G児童家庭支援センターに、母子世帯のSさんが子どもを連れて相談に通っている。Sさんはうつ病の治療のため就労できないにもかかわらず生活保護の受給をかたくなに拒否しており、生活を切りつめるあまり食事の回数を減らしている。そのことが原因で子どもの栄養状態が著しく悪化していることに関して、支援センターの相談員は強く心配している。相談員は母親の受給したくないという意向を尊重すべきか、子どもの健全な成長のためにそれ以外の方法を選択すべきか迷っている。【設問】次の文は、この事例についての援助者の判断に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 92 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】I児童養護施設において保育士の不注意から入所児童に大きなけがを負わせてしまった。この事故に関して外部のスーパーバイザーによるスーパービジョンが行われた。【設問】次の文は、スーパーバイザーが行ったスーパービジョンに関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 93 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】K児童家庭支援センターでは、さまざまな子育てについての相談を受けている。そこにおける相談員は社会福祉に固有な援助技術のさまざまな理論を駆使して相談にあたっている。【設問】次の文は、相談員が用いる相談援助の理論に関する記述である。最も不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 94 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】M地域子育て支援センター(以下、Mセンターと略述)に、Tさんが初めて来所した際、相談室に入るなり相談員に対し「自分の子どもに障害があるようで途方にくれている」という主訴を語った。【設問】次の文は、この【事例】の援助の過程におけるインテークに関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
Q 95 : 次の文は、福祉サービスの第三者評価事業に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 96 : 次の文は、社会保障に関する【事例】である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【事例】Uさんは正規職員として勤務していたが、会社が倒産してしまい、Uさんは失業することとなった。そこでUさんは(A)に(B)の申請を行い、求職者給付から生活費として基本手当を受給することができた。また、(B)からは、再就職へ向けて技能習得が必要な場合には、(C)が提供されるのでその利用を考えている。
Q 97 : 次の表は、わが国の少子高齢化の動向と施策に関する表である。A〜Eにあてはまる語句を【語群】から選択した場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
Q 98 : 次の文は、在宅福祉・地域福祉の推進に関する記述である。適切な記述を〇、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A平成2(1990)年の社会福祉関係八法改正以降の重要な課題の一つが、施設福祉に偏りがちな社会福祉サービスを改革し、在宅福祉サービスを積極的に推進することであった。B厚生労働省では、平成20(2008)年度から、身近な地域において、住民支え合い活動を促進し、支援を必要とする者への見守り等の福祉活動を活性化するため、安心生活創造支援のセンターを都道府県に設置することになった。C地域福祉の推進役として全国の市町村および都道府県に組織されている社会福祉協議会は、専門行政機関である。D地域福祉の推進に不可欠な財源として考えられる共同募金は、寄附者の自発的な協力を基礎とするものでなければならない。
Q 99 : 次の文は、ボランティア活動の推進に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A民生委員は、「社会福祉法」に基づき地域社会の福祉を増進することを目的として市町村の区域におかれている民間奉仕者である。B国際連合は、平成23(2011)年を、ボランティア国際年+10(プラステン)と位置付け、再びボランティア推進を世界各国に呼びかけている。C国民のボランティア活動への理解を深め、参加を促進するための拠点として昭和48(1973)年から地域活動支援センターが社会福祉協議会に設置されている。D近年では、従来の福祉分野を越えて、環境・災害被害者支援などのさまざまな分野での活動が行われている。
Q 100 : 次の文は、社会福祉基礎構造改革の動向に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A社会福祉事業、社会福祉法人、福祉事務所などの社会福祉の基本的なあり方を定めた「社会福祉事業法」は、昭和26(1951)年の制定以来、社会福祉基礎構造改革に至るまで、大きな改正が行われてこなかった。B社会福祉基礎構造改革の基本的方向のひとつは、サービスの利用者と提供者の対等な関係の確立である。C社会福祉基礎構造改革の主要な論点のひとつとして、いわゆる「措置制度」の基本的な考え方と異なる改革の方向性を示した。D社会福祉基礎構造改革の中で改正の対象となった法律は、「社会福祉事業法(社会福祉法に改称)」、「老人福祉法」、「介護保険法」、「児童福祉法」の4法である。
Q 101 : 次の文は、社会福祉の意義に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 102 : 次の文は、社会福祉の対象に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A人は多様化した社会制度と関係を持ちながら生活を営むが、それらとの関係に不調和があるところに、社会福祉のニーズが発生する。B人間には欠乏すると生きていけない基本的欲求があるが、その欲求の不充足すべてに福祉サービスが対応するわけではない。C離婚による母子家庭の生活困窮は、社会保険がその生活を保障するので社会福祉のニーズは発生しない。D核家族化による親族間の相互扶助機能の低下は、孤独や生活困難に陥る者を増加させるため、社会福祉ニーズ発生の原因の一つとして問題視されている。
Q 103 : 次の文は、わが国の少子高齢化の動向と施策に関する記述である。これらを年代の古いものから順に並べた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A「今後の子育て支援のための施策の基本的方向について(エンゼルプラン)」の策定B 1.57ショック(人口動態統計、合計特殊出生率)C「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律(高齢者虐待防止法)」の成立D「介護保険制度」の施行
Q 104 : 次の文は、わが国の生活保護制度とその近年の動向に関する記述である。正しいものを一つ選びなさい。
Q 105 : 次の文は、社会福祉法人に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
Q 106 : 次の文は、わが国における公的年金制度に関する【事例】である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【事例】自宅を店舗として食肉店を営んでいたHさんは、台風により負傷し店も壊れたため休業し、(A)保険料の支払いが困難となったことから、(B)を申請して認められ、経済的負担が軽減された。その後、怪我も治り、店を再開したHさんは、(B)があった期間に応じて年金受給額が減額されることから、Hさんは(B)があった分を後から(C)することを考えている。
Q 107 : 次の文は、障害者の所得保障制度に関する【事例】である。(A)〜(C)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【事例】現在特別支援学校の中等部1年生のJさんは、障害が重度のため(A)を受給している。この(A)は障害児を監護する父母等に支給されるものであるが、いわゆる所得制限があり、その父母等の所得が国が定めた基準以上であれば支給されない。なお、支給を受ける児童の年齢は、満(B)歳未満であることとされ、満(B)歳に達した場合には(C)を受給することとなる。
Q 108 : 次の文は、社会福祉における相談援助のとらえ方に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aリッチモンドがケースワーク理論を構築して以降、相談援助による生活困難の解決に向けて個人の内面の問題を解決することに重点が置かれてきた。Bフロイトを始めとする精神分析学は医療的なアプローチなので、ケースワーク理論に与えた影響は小さかった。C生態学やシステム理論は、個人と環境の相互作用を問題とする相談援助の方法に多大な影響を及ぼしている。D社会福祉における相談援助は、パーソナリティの深層に働きかけることに重点を置くようになり、今日では、心理療法と酷似した援助内容である。
Q 109 : 次の文は、地域を基盤とした援助活動に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aひきこもりや孤独死などの個人の生活問題は、プライバシーの問題が絡むので、地域住民が主体となって解決するよりも、社会福祉の専門知識と技術をもった専門家がひとりで解決すべきである。B遊び場が少ないことなど地域全体の生活問題は、地域の多様な集団や機関や施設などの代表者の討議によって解決するよりも、社会福祉の専門知識と技術をもった専門家が解決することが望ましい。C個人の生活問題であっても、個人は本来、集団に属し地域社会に属してそれらとの相互作用において生活しているので、地域を基盤とした援助活動が必要である。D地域全体の生活問題は、地域住民が主体的に解決すべきであって、専門家は間接的・側面的に支援することが望ましい。
Q 110 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Y市の知的障害児通園施設では、保護者に対して個別相談事業に加えて、母親グループ作りを行うことにした。そのグループを計画するにあたり、施設職員Xさんは、施設内事例検討会で候補に挙がった数人の母親に声をかけた。母親Mさんは子育てに関して「夫の理解がない」と嘆き、孤立感が強い。母親Nさんは、「24時間子どもの世話で自分の時間がなくなった。子育てを楽しいと思えない」と言っている。母親Oさんは「子どもがかわいそうで、つい過保護になってしまう」と言う。母親Pさんは「この子が障害をもって生まれたのは自分のせいだ」と言って自分を責め、ときどき落ち込んでしまう状態である。母親Qさんは「この子をいろいろな友達の中で成長させたい」と言う。そのようにそれぞれの悩みや期待を抱えているが、障害をもったわが子の成長について大きな不安を抱えている点で一致していた。そこで、「仲間の力で支え合えるグループ作りをしましょう」と今回のグループワークの目的を告げながら呼びかけた。5人全員が賛同し参加することになった。【設問】次の文は、普段の相談援助における施設職員Xさんが行った助言に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母親Mさんに対して、夫と同伴で来所することを勧めたがなかなかそれが実現しないので、施設職員Xさんは、Mさんと夫の同意を得て夫が在宅している折に自宅訪問した。B母親Nさんに対して、子育て負担を軽減できるサービスを紹介し、育児にゆとりをもつことを勧めたところ、短期入所事業に関心をもった。C母親Oさんに対して、過保護な育て方は絶対にやめるよう注意し、やめなければ児童相談所に通告すると告げたが、Oさんの養育方法に大きな改善はみられていない。D母親Pさんの障害受容が不十分であることから、親子を離すべきと判断し、Pさんに対して子どもを知的障害児施設に入所させることを勧めた。E母親Qさんに対して、自治体が知的障害児通園施設と保育所との並行利用を認めていることを教えると、積極的に考えてみるという答えだった。
Q 111 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Y市の知的障害児通園施設では、保護者に対して個別相談事業に加えて、母親グループ作りを行うことにした。そのグループを計画するにあたり、施設職員Xさんは、施設内事例検討会で候補に挙がった数人の母親に声をかけた。母親Mさんは子育てに関して「夫の理解がない」と嘆き、孤立感が強い。母親Nさんは、「24時間子どもの世話で自分の時間がなくなった。子育てを楽しいと思えない」と言っている。母親Oさんは「子どもがかわいそうで、つい過保護になってしまう」と言う。母親Pさんは「この子が障害をもって生まれたのは自分のせいだ」と言って自分を責め、ときどき落ち込んでしまう状態である。母親Qさんは「この子をいろいろな友達の中で成長させたい」と言う。そのようにそれぞれの悩みや期待を抱えているが、障害をもったわが子の成長について大きな不安を抱えている点で一致していた。そこで、「仲間の力で支え合えるグループ作りをしましょう」と今回のグループワークの目的を告げながら呼びかけた。5人全員が賛同し参加することになった。【設問】次の文は、施設職員Xさんが行ったグループワークの展開に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A初回の会合の前に、候補に挙がった5人に対して綿密な面接を行い、集団形成以降、集団の中で起きるかもしれない出来事を予想した。B初回の会合の前に、候補に挙がった5人に対して面接し、目的をわかりやすく説明することによって、改めて出席を促した。C当園の近くにある小学校に特別支援学級があるので、その保護者との交流会を企画した。その際は、いつものメンバー以外に、父親の参加もできるようにした。D母親Pさんは精神状態が不安定であり、より専門的な援助が必要と判断して児童相談所と常に密接な連携をとりながら援助を進めている。Eすべてのメンバーが自分の子どもの障害を受容できることを目標と定め、その目標をメンバーに対して明確化しないまま、プログラムを一人で計画していった。
Q 112 : 次の文は、社会福祉援助技術に関する記述である。最も適切な記述を一つ選びなさい。
Q 113 : 次の文は、わが国における福祉専門職の資格制度に関する記述である。適切な記述を一つ選びなさい。
Q 114 : 次の文は、わが国の近年における福祉人材確保の動向に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A わが国における福祉・介護サービス従事者は2005(平成17)年には約330万人に達しており、その内訳としては障害者分野が約200万人で最も多く、従事者全体の約6割を占め、次いで児童分野が約67万人で、老人分野は約56万人と少ない。B 介護保険施設の経営に大きく影響する介護報酬は、2009(平成21)年の報酬改定で、これまで報酬改定では引き上げられていたものが、一転して大幅に切り下げられ、これにより人材確保はさらに困難となった。C EPA(経済連携協定)による海外からの福祉人材導入として、介護・保育分野に中国やタイからの従事者が就労した。従事者についてはそれぞれの国で資格を取得していることから、介護福祉士や保育士の有資格者として法律では扱われている。D 2007(平成19)年に改定された「社会福祉事業に従事する者の確保を図るための措置に関する基本的な指針」、いわゆる「福祉人材確保指針」では、労働環境の整備の推進、キャリアアップの仕組みの構築、福祉・介護サービスの周知・理解、潜在的有資格者等の参入の促進、多様な人材の参入・参画の促進の5つを基本的な視点としている。
Q 115 : 次の文は、地域福祉の推進に関する記述である。適切な記述の組み合わせを一つ選びなさい。A「社会福祉法」第1条において、同法の目的のひとつを地域福祉の推進と位置付け、これからの社会福祉の課題が地域福祉の推進であることを明記している。B「社会福祉法」では、地域福祉を推進するために、市町村レベルで「市町村地域福祉計画」の策定を、また、都道府県レベルでは「都道府県地域福祉支援計画」の策定を、それぞれ義務付けている。C「社会福祉法」では、地域福祉を推進するための拠点として、市町村に地域活動支援センターと福祉事務所の設置を義務付けている。D民生委員・児童委員は、厚生労働大臣の委嘱による民間奉仕者であり、地域社会の福祉を増進することや児童福祉の推進などを目的として市町村の区域におかれている。
Q 116 : 次の文は、社会福祉基礎構造改革に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A社会福祉基礎構造改革の基本的方向として、①質と効率性の向上、②透明性の確保、③公平かつ公正な負担、④福祉の文化の創造、⑤施設福祉の充実、⑥費用対効果の強化、⑦権利擁護の促進、が挙がっている。B中央社会福祉審議会社会福祉構造改革分科会により「社会福祉基礎構造改革について(中間まとめ)」がとりまとめられたが、その中には、措置制度から契約制度へのサービスの利用方法の転換などをはじめとする提言がなされた。C社会福祉基礎構造改革の背景としては、国民の福祉に対する需要が多様化し、増大し続け、社会福祉の基盤そのものを見直す必要が生じてきたからである。D社会福祉基礎構造改革の対象となったのは、「社会福祉事業法」(「社会福祉法」に改称)、「身体障害者福祉法」、「知的障害者福祉法」、「児童福祉法」、「民生委員法」、「生活保護法」等の改正と、「公益質屋法」の廃止である。
Q 117 : 次の文は、ボランティア活動の推進に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A1998(平成10)年4月より、小学校・中学校教員の教員養成課程のなかにボランティア活動の体験が義務づけられることになった。B全国社会福祉協議会の調査によると、1980(昭和55)年と2004(平成16)年を比較すると、ボランティア活動者(総人数)は、約5倍に増加したことがみとめられる。Cボランティア活動の推進をはかるために、市町村社会福祉協議会の中に地域包括支援センターが設置されている。D今日、ボランティア活動は、福祉領域にとどまらず、環境、文化、国際交流、人権、安全、防災、消費者、平和の問題など多様な取り組みがみられるようになってきた。
Q 118 : 次の文は、福祉サービスの第三者評価に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A第三者評価とは、サービス提供者や利用者の立場からではなく、第三者の公平で客観的な立場から、社会福祉サービスを評価し、質の改善を図るものである。B児童福祉施設は、毎年1回、第三者評価機関の評価を受けることが義務付けられている。C第三者評価機関は、国の指針では、法人格を有し、厚生労働大臣の認証を受けたうえで、事業者の第三者評価を実施することになっている。D第三者評価結果の公表等は、国の指針では、市町村社会福祉協議会を通じて行われることになっている。
Q 119 : 次の文は、苦情解決制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A児童福祉施設は、苦情を受け付けるための窓口を設置する等の必要な措置を講じなければならない、と「児童福祉施設最低基準」で定められている。B児童福祉施設は、「社会福祉法」第85条に基づいて運営適正化委員会が行う調査にできる限り協力しなければならない、と「児童福祉施設最低基準」で定められている。Cサービス利用者からの苦情の内容について、児童福祉施設は、必ずサービス利用者全員に対して、広く公表しなければならない、と「児童福祉法」で定められている。D苦情の公正な解決を図るために、苦情の解決に当たって児童福祉施設は、当該施設の職員を関与させなければならない、と「児童福祉施設最低基準」で定められている。
Q 120 : 次の文は、情報提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A保育所に関する情報提供事項として、「児童福祉法施行規則」では、保育所の名称、位置及び設置者に関する事項、保育所の施設及び設備の状況に関する事項、保育所の入所定員、入所状況、職員の状況及び開所している時間、保育所の保育の方針などを挙げている。B情報提供といっても、利用者に誤った情報をあたえる誇大広告となっては、かえって利用者の利益を損ない、権利を侵害することとなるため、「社会福祉法」では、誇大広告を禁止する規定が盛り込まれている。C「児童福祉法」では、保育所に関する市町村による情報提供の目的には、利用者の保育所の選択に資するという目的以外に、適正な運営の確保に資するという目的が示されている。D福祉サービスに関して情報提供が法的に規定されたのは、「児童福祉法」が最初で、次に「老人福祉法」であり、保護者や利用者の意向を尊重して、福祉サービスの利用を可能とするという意味で、画期的な規定となった。
Q 121 : 次の文は、社会福祉の対象に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 家庭内の人間関係に生じた問題は、人間関係の調整を必要とするのですべて社会福祉の対象となる。B 家庭内の介護問題は、今日社会福祉の対象となっている。C 個人の病気は生活上の苦しみの一つであるから、病気そのものが社会福祉の対象となる。D 個人が福祉サービスを必要と感じていれば、その個人は社会福祉の対象となる。
Q 122 : 次の文は、社会福祉と国家の責任の関係に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 国家の責任として全国一律の社会保障制度を確立し、社会保険や福祉サービス等のすべての国民が安心して生活できる基盤整備を行ったのは第二次世界大戦後のことであった。B 社会福祉事業は、国及び地方公共団体が責任を持って経営するものとして民間に責任転嫁してはならないと理解され、未だに民間事業者は参入できない。C 国と地方公共団体の関係は地方分権の潮流の中で変化し、今日すべての権限は地方公共団体に移譲された。D 社会福祉は公的な社会保障制度の体系の一部であり、社会福祉関係法規に「国の責務」、「地方公共団体の責務」に関する規定は多くあるが、「国民の責務」に関する規定は存在しない。
Q 123 : 次の文は、社会福祉の事業に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 少年院を仮退院した後の保護を行う更生保護事業は、社会福祉事業に含まれる。B 生活協同組合が組合員のために行う事業は、社会福祉事業に含まれる。C 近隣地域における住民の生活の改善及び向上を図るための隣保事業は、社会福祉事業に含まれる。D 生計困難者のために、無料又は低額な料金で診療を行う事業は、社会福祉事業に含まれる。
Q 124 : 次の文は、保育所が保護者支援を行う際の実際場面に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 子どもへの虐待が疑われたので、保護者の了解を得ずに児童相談所に通告した。B 子どもの障害が疑われたので、保護者の了解を得ずに、嘱託医に診察してもらった。C 障害児保育を実施している保育所において、熟練した保育士が担当しているので、特に専門機関の助言を受けることはない。D 保育士は、保護者に対する相談・助言を行う際には、必要に応じてより専門性の高い知識・技術を有する専門家などによるコンサルテーションやスーパーバイザーによるスーパービジョンを活用することがある。
Q 125 : 次の文は、「民法」における親権の内容に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 親権を行う者は、子の利益のために子の監護及び教育をする権利を有し、義務を負う。B 子は、親権を行う者が指定した場所に、その居所を定めなければならない。C 子は、親権を行う者の許可を得なければ、職業を営むことができない。D 親権を行う者は、子の財産を管理し、かつ、その財産に関する法律行為についてその子を代表する。
Q 126 : 次の文は、民生委員・児童委員に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 無給で、任期は5年である。B 都道府県知事の推薦によって、厚生労働大臣が委嘱する。C 生活保護制度に関して、福祉事務所の事務の執行に協力する。D 児童委員協議会は、民生委員協議会と同時に開催してもよい。
Q 127 : 次の文は、社会福祉事業の経営主体としての社会福祉法人に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 社会福祉法人は、民間企業と同様に、税制上の優遇措置はない。B 社会福祉法人は、特定非営利活動法人(NPO)と同様に、社会福祉事業しか行うことができない。C 社会福祉法人は、日本国憲法第89条の「公の支配」に属しない民間社会福祉事業に対する公金支出禁止規定を回避することが可能である。D 社会福祉法人は、公的な助成を受けることはできるが、公的な規制・監督を受けることはない。
Q 128 : 次の文は、国際生活機能分類(ICF)に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 疾病に関する国際分類である。B 各構成要素の間には相互作用がある。C 教育分野での活用は想定していない。D 生活機能とは、「活動」「参加」のみを指す。
Q 129 : 次の文は、障害児施策に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 児童発達支援センターなどの児童発達支援を行う施設の利用に際しては、障害児支援利用計画が必要である。B 障害児通所支援の根拠法は、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」(障害者総合支援法)である。C 障害児入所施設の根拠法は、「児童福祉法」である。D 障害児相談支援の根拠法は、「児童福祉法」である。
Q 130 : 次の文は、介護保険制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 要介護認定は、都道府県が行う。B 第2号被保険者とは、市町村の区域内に住所を有する65歳以上の者である。C 要介護認定には、有効期間がある。D 介護認定審査会には、民生委員の参加が規定されている。 E 保険者は国である。
Q 131 : 次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】深夜、Fちゃん(1歳)が腹痛のため市立病院の救急外来に救急搬送された。母親Gさんが付き添っていた。診察時に、身体に殴られたような跡が何か所か見つかった。腹痛も病気というより、殴打によるものであることは、紫色の内出血によって明らかだった。【設問】次の文は、診察をした医師の対応である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 児童相談所に直ちに通告した。B 医師はGさんの情緒不安定な状態に疑念を抱いたため、後日同病院の心療内科を受診するよう勧め、親子を帰宅させた。C Gさんに、後日児童相談所に相談に行くように勧め、親子を帰宅させた。D 通常の患者のように診断・治療を行っただけで、親子を帰宅させた。
Q 132 : 次の文は、関連援助技術についての記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A スーパービジョンは、保育士の経験不足を補う教育的機能、支持的機能、管理的機能がある。B カウンセリングは、聞き上手な保育士なら誰でも行うことができる容易な援助技術である。C ケアマネジメントは、ケースの発見から終結に至る過程をもち、計画した支援をモニタリングすることが求められる。D ネットワーキングは、異なる専門職が連携して支援することを意味しており、ボランティアがネットワークに入り込むことはない。
Q 133 : 次の文は、地域をとらえる視点に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 地域の教育力向上の策である放課後児童健全育成事業は、保護者の就労等の条件なしに、すべての小学校就学児童に遊び場及び生活の場を与えるものである。B 相談援助において、地域を基盤とする援助システム構築の必要性は高まっている。C 子どもたちと地域社会の交流は子どもたちの生活経験を豊かにし、人とかかわることの喜びや人への信頼感が醸成される。D 保育所において、育児不安を持つ保護者に関しては希望に応じて個別の支援が必要となるが、さらに、子育て家庭の交流の場の提供まで行うことが望ましい。
Q 134 : 次の文は、社会福祉における利用者支援等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A ノーマライゼーション ――― ホームレスや外国人労働者などを排除する社会にあって、このような人たちへの支援や雇用への参加の促進を目標とする政策理念である。B アカウンタビリティ ――― 福祉サービスに関して、サービス提供者や国、地方公共団体等が、利用者あるいは国民に対して説明する責任をいう。C WAM NET(ワムネット) ――― 福祉・保健・医療の総合情報サイトのことで、サービス提供者のサービスやその第三者評価が公表されている。D 情報リテラシー ――― 福祉サービス利用者が情報を利用したり活用したりする能力のことで、それを高める支援が求められている。
Q 135 : 次の文は、児童家庭福祉分野の苦情解決制度に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 児童福祉施設における苦情解決制度は、児童福祉施設が実施すべき制度として、「児童虐待の防止等に関する法律」(児童虐待防止法)に定められている。B 「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」(昭和23年厚生省令第63号)では、児童福祉施設は、社会福祉法に規定する運営適正化委員会が行う調査にできる限り協力しなければならないと定められている。C 「保育所保育指針」では、保護者からの苦情の解決を図るように努めなければならないと定められている。D 「児童虐待の防止等に関する法律」(児童虐待防止法)では、児童福祉施設における虐待に関する相談窓口機関として、特別に児童相談所、福祉事務所および児童家庭支援センターをあげている。
Q 136 : 次の文は、保育所における保護者と保育士の面談の記録に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 要約記録は、保育士が面談の内容を要約するので、保育士による取捨選択がある。B 逐語記録は、保育士が面談内容を聞いたとおりにつづったものであり、保育士の恣意的な解釈は入らない。C ケース記録(経過記録)は、利用者の語ったとおり漏れがないようにつづったものである。D ケース会議に提出されるケース概要は、氏名、生年月日、家族構成、収入などのフェイスシートのことである。
Q 137 : 次の文は、「社会福祉法」で定められているサービス提供者による情報提供に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を× とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 社会福祉事業経営者に対して、経営する社会福祉事業に関する情報の提供を行うよう努めなければならないと定められている。B 社会福祉事業経営者に対して、利用申請時における利用契約内容等に関する説明を行うよう努めなければならないと定められている。C 社会福祉事業経営者に対して、児童福祉施設を利用した場合のみ、利用契約成立時の書面(重要事項説明書)の交付をしなければならないと定められている。D 社会福祉事業経営者に対して、情報通信の技術を利用する方法で、提供する福祉サービスについての広告等を行う際には、原則として市町村に届け出を行わなければならないと定められている。
Q 138 : 次の文は、地域福祉に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
Q 139 : 全国保育士会倫理綱領は、前文と8か条からなっている。次のうち、8か条の各条の見出しでないものを一つ選びなさい。
Q 140 : 次の文は、要保護児童対策地域協議会に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A 構成員に、民生委員を加えることは可能である。B 構成員に、ボランティアを加えることは可能である。C 協議会に関する事務を総括する機関は、児童相談所であると規定されている。D 構成員に、弁護士を加えることは可能である。
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