次の文は、児童家庭福祉の統計に関する記述である。適切な記|保育士問題集

保育士

Q 24 : 
次の文は、児童家庭福祉の統計に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A児童虐待の相談件数は、「全国の児童相談所における児童虐待に関する相談件数の推移」(厚生労働省大臣官房統計情報部)によると、2000(平成12)年の「児童虐待の防止等に関する法律」施行以降その伸びは止まり、近年は横ばいとなっている。B日本の保育、児童手当などの家族関係の社会支出の対GDP比は先進諸国の中では低く、フランスやスウェーデンなどに比べて3分の1程度の規模にとどまっている。C夫婦の出生児数は、1950年代は3人を上回っていたが、2010年には、2人を下回っている。D日本の合計特殊出生率は低く、人口置換水準を顕著に下回っており、人口減少の要因の一つとなっている。
1
A:○ B:○ C:× D:×
2
A:○ B:× C:○ D:○
3
A:× B:○ C:○ D:○
4
A:× B:○ C:× D:○
5
A:× B:× C:○ D:×
解説

A - × 児童虐待に関する相談件数は、2000(平成12)年に17725件であったが、年々増加し続け、2013(平成25)年には、過去最高の73765件になった。

B - ◯ 日本は0.79%で、フランス(3.00%)、スウェーデン(3.35%)の3分の1程度になっている。

C - ◯ 2010(平成22)年には、1.96人となった。

D - ◯ 合計特殊出生率とは、人口統計上の指標で、一人の女性が一生に産む子供の平均数を示す。1974(昭和49)年移行、人口置換水準を下回りながらも、ゆるやかな上昇を続けていたが、2014(平成26)年の出生数は過去最低で、合計特殊出生率は9年ぶりの低下となる、1.42であった。