次の文は、利用援助等に関する記述である。適切な記述を○、|保育士問題集

保育士

Q 25 : 
次の文は、利用援助等に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A通所介護のサービスを利用しているFさんは、妻を亡くした後ふさぎこんでしまい、そのサービスの利用を中止すると申し出た。その際、通所介護事業の担当者は、Fさんが家に引きこもってしまっては心身ともに悪い状態になると判断して、このままサービスを利用し続けるようにFさんに働きかけた。B自分の物忘れと判断力が衰えてきたことを自覚した独居のGさんは、その不安を民生委員に相談したところ、社会福祉協議会の日常生活自立支援事業が役立つだろうと紹介された。C経済的に困窮している母子家庭を発見した児童委員は、その母親に代わって生活保護を申請することにした。D地域包括支援センターは、認知症の諸症状が現われてきた独居のHさんを発見し、要介護認定を申請するよう勧めたが断られた。支援センターでは、Hさんが認知症のため説得しても効果は薄いと判断して、支援を断念した。
1
A:○ B:○ C:○ D:×
2
A:○ B:○ C:× D:×
3
A:○ B:× C:× D:○
4
A:× B:○ C:○ D:×
5
A:× B:× C:○ D:○
解説

A - ◯ 適切な記述である。通所介護の担当者がサービスを利用し続けるように働きかける事も必要である。さらに担当ケアマネジャーに相談や報告、必要に応じて関係機関が集まりケアカンファレンスを開きFさんについて話し合う機会を作り各事業所が連携をしながら支援していくことが求められる。

B - ◯ 日常生活自立支援事業とは、認知症高齢者、知的障害者、 精神障害者等のうち判断能力が不十分な方が地域において自立した生活が送れるよう 、利用者との契約に基づき、福祉サービスの利用援助等を行うものである。

C - × 児童委員が、その母親に代わって生活保護の申請をすることはできない。

D - × 支援を断念するのではなく、適切な支援につなげるよう他機関との連携を図ることが必要である。