次の文は、当事者運動やセルフヘルプグループに関する記述で|保育士問題集

保育士

Q 13 : 
次の文は、当事者運動やセルフヘルプグループに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。Aセルフヘルプグループは、議会や行政に対する圧力団体となるなどソーシャルアクション機能をもつ。Bセルフヘルプグループは、専門職がいつも介在して、メンバー間の葛藤に関して調整したり、仲間関係が促進されるようなプログラムを組み立てなければならない。Cセルフヘルプグループは、相談機関の職員が支援計画を作成する際に、一つの社会資源として活用されることがある。Dセルフヘルプグループは、ピアカウンセリングが行われるなど会員同士の相互支援機能をもつ。
1
A:○ B:○ C:○ D:×
2
A:○ B:× C:○ D:○
3
A:× B:○ C:○ D:○
4
A:× B:○ C:× D:×
5
A:× B:× C:× D:○
解説

セルフヘルプグループは、なんらかの障害・困難や問題、悩みを抱えた人が同様な問題を抱えている個人や家族と共に当事者同士の自発的なつながりで結びついた集団である。その問題の専門家の手にグループの運営を委ねず、あくまで当事者たちが独立しているというのが特徴的である。

A - ◯ 一般市民への啓発、行政・専門機関への働きかけなどの機能も持つ。

B - × 専門職から独立して、本人手動で形成されたグループであるため適切ではない。

C - ◯ 社会資源は、生活上のニーズを充足するさまざまな物質や人材、制度、技能の総称であり、セルフヘルプグループも含まれる。

D - ◯ 『ピア』とは「対等」「仲間」という意味で、ピアカウンセリングは、同じく問題・課題をもつ人同士が対等な立場で話を聞き合い、共感し合い仲間同士で支え合うことである。ピアカウンセリングはセルフヘルプグループの重要な機能である。