次の文は、ソーシャルワークのアプローチに関する記述である|保育士問題集

保育士

Q 35 : 
次の文は、ソーシャルワークのアプローチに関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A行動変容アプローチは、学習理論に基づいており、条件反応の消去・強化による特定の問題行動の変容を働きかける。B課題中心アプローチは、短期間での問題解決を目的としており、標的とする問題を確定し、課題の抽出、目標設定を行い、短期の計画的援助を行う。Cナラティブアプローチは、心理臨床の短期療法の影響を受け、短期に目的達成をめざす短期アプローチである。D解決志向アプローチは、社会的に抑圧されている利用者の潜在能力に気づき対処することや原因となっている環境を変革することで問題解決をはかる。
1
A:○ B:○ C:× D:×
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A:○ B:× C:○ D:×
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A:○ B:× C:× D:×
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A:× B:○ C:× D:○
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A:× B:× C:○ D:○
解説

A - ◯ 行動変容アプローチとは、利用者の問題行動の原因や動機にさかのぼることをせず、問題行動そのものを取り上げて、特定の問題行動の変容を目標に働きかける。学習理論(人の行動は学習によって形成され、また、その改善も学習によって達成されるとする理論)に基づく。

B - ◯ 課題中心アプローチは、クライエントの訴える具体的な生活問題を中心に,クライエントとともに課題を設定,遂行する。具体的な作業計画の策定、実行、評価を通じて、短期間内で問題の解決を図るものである。

C - × 記述は解決志向アプローチである。ナラティブ・アプローチは、利用者の語る「物語」に新しい意味づけを行って新たな物語を構築していくことにより、問題状況を変えていくものである。

D - × 記述はエンパワメントアプローチについての説明である。