次の文は、基本的人権に関する記述である。適切な記述を○、|保育士問題集

保育士

Q 45 : 
次の文は、基本的人権に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A国際連合が採択した国際人権規約は法的拘束力をもつ条約であり、それを批准した日本は、そのA規約により日本国憲法に「生存権」を規定した。B基本的人権の中には、人間固有の権利として国家権力から個人の自由を守る権利体系を構成するものがあり、自由権と呼ばれる。C国際連合総会で採択された世界人権宣言は、自由権、参政権、社会権等に関する「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」を宣言したものである。D生存権は「公共の福祉」に反する場合に制限を加えることができるが、自由権に対しては国家権力といえども制限を加えることはできない。
1
A:○ B:○ C:○ D:×
2
A:○ B:○ C:× D:○
3
A:○ B:× C:× D:○
4
A:× B:○ C:○ D:×
5
A:× B:× C:○ D:○
解説

A - × 生存権は、1946年の日本国憲法で規定されている。日本が国際人権規約を批准したのは1979年である。

B - ◯ 適切な記述である。日本国憲法でも、第3章で、精神的自由権、経済的自由権、身体の自由等が保障されている。

C - ◯ 世界人権宣言前文では、「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準として、この世界人権宣言を公布する」とある。

D - × 日本国憲法第13条には、「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」との記述があり、自由権に関しても「公共の福祉」に制限を受ける。