次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Y市|保育士問題集

保育士

Q 111 : 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Y市の知的障害児通園施設では、保護者に対して個別相談事業に加えて、母親グループ作りを行うことにした。そのグループを計画するにあたり、施設職員Xさんは、施設内事例検討会で候補に挙がった数人の母親に声をかけた。母親Mさんは子育てに関して「夫の理解がない」と嘆き、孤立感が強い。母親Nさんは、「24時間子どもの世話で自分の時間がなくなった。子育てを楽しいと思えない」と言っている。母親Oさんは「子どもがかわいそうで、つい過保護になってしまう」と言う。母親Pさんは「この子が障害をもって生まれたのは自分のせいだ」と言って自分を責め、ときどき落ち込んでしまう状態である。母親Qさんは「この子をいろいろな友達の中で成長させたい」と言う。そのようにそれぞれの悩みや期待を抱えているが、障害をもったわが子の成長について大きな不安を抱えている点で一致していた。そこで、「仲間の力で支え合えるグループ作りをしましょう」と今回のグループワークの目的を告げながら呼びかけた。5人全員が賛同し参加することになった。【設問】次の文は、施設職員Xさんが行ったグループワークの展開に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A初回の会合の前に、候補に挙がった5人に対して綿密な面接を行い、集団形成以降、集団の中で起きるかもしれない出来事を予想した。B初回の会合の前に、候補に挙がった5人に対して面接し、目的をわかりやすく説明することによって、改めて出席を促した。C当園の近くにある小学校に特別支援学級があるので、その保護者との交流会を企画した。その際は、いつものメンバー以外に、父親の参加もできるようにした。D母親Pさんは精神状態が不安定であり、より専門的な援助が必要と判断して児童相談所と常に密接な連携をとりながら援助を進めている。Eすべてのメンバーが自分の子どもの障害を受容できることを目標と定め、その目標をメンバーに対して明確化しないまま、プログラムを一人で計画していった。
1
A:○ B:○ C:○ D:○ E:×
2
A:○ B:○ C:× D:○ E:×
3
A:○ B:× C:× D:○ E:○
4
A:× B:○ C:○ D:× E:○
5
A:× B:× C:○ D:× E:○
解説

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