次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Y市|保育士問題集

保育士

Q 110 : 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】Y市の知的障害児通園施設では、保護者に対して個別相談事業に加えて、母親グループ作りを行うことにした。そのグループを計画するにあたり、施設職員Xさんは、施設内事例検討会で候補に挙がった数人の母親に声をかけた。母親Mさんは子育てに関して「夫の理解がない」と嘆き、孤立感が強い。母親Nさんは、「24時間子どもの世話で自分の時間がなくなった。子育てを楽しいと思えない」と言っている。母親Oさんは「子どもがかわいそうで、つい過保護になってしまう」と言う。母親Pさんは「この子が障害をもって生まれたのは自分のせいだ」と言って自分を責め、ときどき落ち込んでしまう状態である。母親Qさんは「この子をいろいろな友達の中で成長させたい」と言う。そのようにそれぞれの悩みや期待を抱えているが、障害をもったわが子の成長について大きな不安を抱えている点で一致していた。そこで、「仲間の力で支え合えるグループ作りをしましょう」と今回のグループワークの目的を告げながら呼びかけた。5人全員が賛同し参加することになった。【設問】次の文は、普段の相談援助における施設職員Xさんが行った助言に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A母親Mさんに対して、夫と同伴で来所することを勧めたがなかなかそれが実現しないので、施設職員Xさんは、Mさんと夫の同意を得て夫が在宅している折に自宅訪問した。B母親Nさんに対して、子育て負担を軽減できるサービスを紹介し、育児にゆとりをもつことを勧めたところ、短期入所事業に関心をもった。C母親Oさんに対して、過保護な育て方は絶対にやめるよう注意し、やめなければ児童相談所に通告すると告げたが、Oさんの養育方法に大きな改善はみられていない。D母親Pさんの障害受容が不十分であることから、親子を離すべきと判断し、Pさんに対して子どもを知的障害児施設に入所させることを勧めた。E母親Qさんに対して、自治体が知的障害児通園施設と保育所との並行利用を認めていることを教えると、積極的に考えてみるという答えだった。
1
A:○ B:○ C:○ D:× E:×
2
A:○ B:○ C:× D:× E:○
3
A:○ B:× C:× D:○ E:○
4
A:× B:○ C:× D:× E:×
5
A:× B:× C:○ D:× E:○
解説

準備中