介護福祉士

第30回
Q 117 :  次の事例を読んで,問題117について答えなさい。\n【事例】\nCさん(87歳,女性)は,「財布がなくなった,誰かに盗(と)られた」と訴えるようになった。夫が盗(と)られていないことを説明しても受け入れなかった。心配した夫に連れられて受診すると,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。その後,認知症(dementia)の進行に伴って夫の介護負担が増えたので,通所介護(デイサービス)を利用することになった。ある日,介護福祉職が入浴介助をしている時,Cさんの体に複数のあざを見つけたため,介護支援専門員(ケアマネジャー)に報告した。介護支援専門員(ケアマネジャー)から連絡を受けた地域包括支援センターの職員がCさんと夫に確認したところ,夫による暴力が原因であることがわかった。夫の介護負担が軽くなるように,短期入所生活介護(ショートステイ)の利用を勧めたが,夫は拒否した。その後も,虐待は改善されなかった。そこで,市町村のやむを得ない事由による措置により施設に入所することになった。入所後まもなく,夜間に施設内を歩き回るCさんの様子が見られた。介護福祉職が声をかけると,「トイレの場所がわからない」と話した。日中はトイレで排泄(はいせつ)を行い,下着を汚すことはなかった。通所介護( デイサービス)を利用する前のCさんにみられた認知症(dementia)の症状として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Q 118 :  次の事例を読んで,問題118について答えなさい。\n【事例】\nCさん(87歳,女性)は,「財布がなくなった,誰かに盗(と)られた」と訴えるようになった。夫が盗(と)られていないことを説明しても受け入れなかった。心配した夫に連れられて受診すると,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。その後,認知症(dementia)の進行に伴って夫の介護負担が増えたので,通所介護(デイサービス)を利用することになった。ある日,介護福祉職が入浴介助をしている時,Cさんの体に複数のあざを見つけたため,介護支援専門員(ケアマネジャー)に報告した。介護支援専門員(ケアマネジャー)から連絡を受けた地域包括支援センターの職員がCさんと夫に確認したところ,夫による暴力が原因であることがわかった。夫の介護負担が軽くなるように,短期入所生活介護(ショートステイ)の利用を勧めたが,夫は拒否した。その後も,虐待は改善されなかった。そこで,市町村のやむを得ない事由による措置により施設に入所することになった。入所後まもなく,夜間に施設内を歩き回るCさんの様子が見られた。介護福祉職が声をかけると,「トイレの場所がわからない」と話した。日中はトイレで排泄(はいせつ)を行い,下着を汚すことはなかった。Cさんが施設に入所する根拠となっている法律として,正しいものを1つ選びなさい。
Q 119 :  次の事例を読んで,問題119について答えなさい。\n【事例】\nCさん(87歳,女性)は,「財布がなくなった,誰かに盗(と)られた」と訴えるようになった。夫が盗(と)られていないことを説明しても受け入れなかった。心配した夫に連れられて受診すると,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。その後,認知症(dementia)の進行に伴って夫の介護負担が増えたので,通所介護(デイサービス)を利用することになった。ある日,介護福祉職が入浴介助をしている時,Cさんの体に複数のあざを見つけたため,介護支援専門員(ケアマネジャー)に報告した。介護支援専門員(ケアマネジャー)から連絡を受けた地域包括支援センターの職員がCさんと夫に確認したところ,夫による暴力が原因であることがわかった。夫の介護負担が軽くなるように,短期入所生活介護(ショートステイ)の利用を勧めたが,夫は拒否した。その後も,虐待は改善されなかった。そこで,市町村のやむを得ない事由による措置により施設に入所することになった。入所後まもなく,夜間に施設内を歩き回るCさんの様子が見られた。介護福祉職が声をかけると,「トイレの場所がわからない」と話した。日中はトイレで排泄(はいせつ)を行い,下着を汚すことはなかった。Cさんに対する夜間の排泄(はいせつ)の支援として,最も適切なものを1つ選びなさい。
Q 121 :  次の事例を読んで,問題121について答えなさい。\n【事例】\nN市に住んでいるDさん(64歳,男性)は38歳の時にバイクで事故を起こして,第(だい)6頸髄節(けいずいせつ)まで機能残存の頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)となった。上肢の筋力向上と可動域の確保のためにリハビリテーションを行ったが,手関節は拘縮して,スプーンを握ることはできなかった。また,夏になると障害の特性から体調が悪くなることを自覚していた。施設への入所も考えたが,家族と共に暮らすことを選んで,N市の居宅介護,重度訪問介護,地域生活支援事業の移動支援等の障害福祉のサービスを利用して生活していた。最近,Dさんは元気がなく沈んだ様子である。心配したE介護福祉職が,「最近,元気がないようですが,何か心配事でもあるのですか」とDさんに聞いた。Dさんは,「65歳になると介護保険のサービスに移行して,障害福祉のサービスが利用できなくなるのではないか」,特に,「趣味の映画を映画館で見るための移動支援のサービスを利用できなくなるのではないか」と心配していた。入浴時にかけ湯をする際,Dさんがお湯の温度を感じられる部位として,正しいものを1つ選びなさい。
Q 122 :  次の事例を読んで,問題122について答えなさい。\n【事例】\nN市に住んでいるDさん(64歳,男性)は38歳の時にバイクで事故を起こして,第(だい)6頸髄節(けいずいせつ)まで機能残存の頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)となった。上肢の筋力向上と可動域の確保のためにリハビリテーションを行ったが,手関節は拘縮して,スプーンを握ることはできなかった。また,夏になると障害の特性から体調が悪くなることを自覚していた。施設への入所も考えたが,家族と共に暮らすことを選んで,N市の居宅介護,重度訪問介護,地域生活支援事業の移動支援等の障害福祉のサービスを利用して生活していた。最近,Dさんは元気がなく沈んだ様子である。心配したE介護福祉職が,「最近,元気がないようですが,何か心配事でもあるのですか」とDさんに聞いた。Dさんは,「65歳になると介護保険のサービスに移行して,障害福祉のサービスが利用できなくなるのではないか」,特に,「趣味の映画を映画館で見るための移動支援のサービスを利用できなくなるのではないか」と心配していた。E介護福祉職は相談支援専門員にDさんの移動支援の利用について相談した。相談支援専門員がDさんに伝える内容として,適切なものを1つ選びなさい。