次の事例を読んで,問題114について答えなさい。 【事例|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 114 : 
次の事例を読んで,問題114について答えなさい。\n【事例】\nBさん(72歳,女性)は1か月前に脳出血(cerebral hemorrhage)で倒れて,不全麻痺(ふぜんまひ)は残ったが,自力でベッドから車いすに移乗できるまでに回復した。食事や排泄(はいせつ)はベッドから離れて行えるようになり,在宅で生活することになった。Bさんは長女と同居しているが,長女は働いていて日中不在なので,介護保険の訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。Bさんは日中はベッド上での生活が主体である。車いすの左側のブレーキをかけ忘れることや,左側の物に気づかずに衝突してしまうことがある。また,食事の時にお膳の左側の食べ残しが目立ち,屋内の生活にも何らかの介助が必要である。Bさんの症状として,正しいものを1つ選びなさい。
1
全般性注意障害
2
失行
3
見当識障害
4
実行機能障害
5
左半側空間無視
解説

1 - × 全般性注意障害とは1つのことに集中できず、長時間作業することが困難な状態。

2 - × 失行とは身体に問題がないのに目的に添う運動や動作を行うことのできない状態。

3 - × 見当識障害とは現在の日時、自分のいる場所や周囲と自分との関係について正しく認識されていない状態。

4 - × 実行機能障害は物事を順序建てて行えない状態。

5 - ○ この選択肢は適切です。