介護福祉士
Q 122 :
次の事例を読んで,問題122について答えなさい。\n【事例】\nN市に住んでいるDさん(64歳,男性)は38歳の時にバイクで事故を起こして,第(だい)6頸髄節(けいずいせつ)まで機能残存の頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)となった。上肢の筋力向上と可動域の確保のためにリハビリテーションを行ったが,手関節は拘縮して,スプーンを握ることはできなかった。また,夏になると障害の特性から体調が悪くなることを自覚していた。施設への入所も考えたが,家族と共に暮らすことを選んで,N市の居宅介護,重度訪問介護,地域生活支援事業の移動支援等の障害福祉のサービスを利用して生活していた。最近,Dさんは元気がなく沈んだ様子である。心配したE介護福祉職が,「最近,元気がないようですが,何か心配事でもあるのですか」とDさんに聞いた。Dさんは,「65歳になると介護保険のサービスに移行して,障害福祉のサービスが利用できなくなるのではないか」,特に,「趣味の映画を映画館で見るための移動支援のサービスを利用できなくなるのではないか」と心配していた。E介護福祉職は相談支援専門員にDさんの移動支援の利用について相談した。相談支援専門員がDさんに伝える内容として,適切なものを1つ選びなさい。
利用している居宅介護事業所の管理者の判断で利用できる。
介護支援専門員(ケアマネジャー)の判断で利用できる。
解説
1 - × この選択肢は不適切です。
2 - × この選択肢は不適切です。
3 - × この選択肢は不適切です。
4 - ○ 65歳以上になると介護保険と障害福祉サービスは介護保険の方が優先となるが、介護保険にないサービスは引き続き受けることも可能な場合もある。その相談・判断は実施主体である市町村が行う。
5 - × この選択肢は不適切です。