保育士

教育原理
Q 14 : 次の【I群】の記述を【II群】の著者名と結び付けた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【I群】A教育は、経験の意味を増加させ、引き続く経験の進路を方向づける能力を高めるような形での、経験の再構成または再組織化なのである。B私は彼らとともに泣き、彼らとともに笑いました。彼らは世界も忘れ、シュタンツも忘れて、私のもとにおり、私もまた彼らのもとにおりました。彼らのスープは私のスープであり、彼らの飲み物は私の飲み物でした。私には何もなく、所帯もなく友人も召使も誰も私の身のまわりにはいませんでした。私にはただ、子供たちだけがおりました。彼らが健康なときは、私は彼らの真ん中にいました。彼らが病気のときは、私は彼らのそばにいました。私は夜は一番最後にベットに就き、朝は一番早く起きました。私はベットのなかでも彼らが寝つくまで彼らとともに祈り、そして教えました。彼らはそうすることを望んだのです。二重感染の危険にさらされながら、私は彼らの着物や身体のほとんどどうしようもない汚れの世話をしてやりました。【II群】 ア カント(Kant,I.) イ デューイ(Dewey,J.) ウ ルソー(Rousseau,J.-J.) エ ペスタロッチ(Pestalozzi,J.H.) オ オーエン(Owen,R.)
Q 16 : 次の文は、特別支援学校に関する記述である。適切な記述を○、不適切な記述を×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A特別支援学校は、「学校教育法」第1条に定める学校ではなく、第134条に基づく「学校教育に類する教育を行うもの」としての各種学校に分類されている。B特別支援学校は、視覚障害者、聴覚障害者、知的障害者、肢体不自由者または病弱者(身体虚弱者を含む)に対して、幼稚園、小学校、中学校または高等学校に準ずる教育を施すとともに、障害による学習上または生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けることを目的としている。C特別支援学校は、幼稚園、小学校、中学校、高等学校または中等教育学校の要請に応じて、教育上特別の支援を必要とする幼児、児童または生徒の教育に関し必要な助言または援助を行うよう努めるものとされている。D特別支援学校には、小学部および中学部のほか、幼稚部または高等部を置くことができる。E特別支援学校には学習指導要領が作成されておらず、幼児、児童または生徒の障害の程度に応じて、幼稚園教育要領、小学校学習指導要領、中学校学習指導要領または高等学校学習指導要領に準じた教育を行うものとされている。
Q 40 : 次の文は、中央教育審議会答申「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(平成23年1月)の一部である。(A)・(B)にあてはまる語句の正しい組み合わせを一つ選びなさい。幼児期は、生活の中で自分の興味や欲求に基づいた直接的・具体的な体験を通して、人格形成の基礎となる豊かな心情、物事に自分からかかわろうとする意欲や健全な生活を営むために必要な態度等が培われる時期である。これを踏まえ、幼児期の教育においては、計画的に環境を構成し、遊びを中心とした生活を通して体験を重ねるように、一人一人に応じた総合的な指導を通して、(A)な活動を促すことが必要である。例えば、高齢者や働く人等、自分の生活に関係の深い地域の人々との触れ合いや交流等を通じて、人とかかわることの楽しさや人の役に立つ喜びを味わうことができるようにすることが重要である。幼児の主体的な活動は、他の幼児とのかかわりの中で深まり、豊かになるものであることから、一人一人をいかした集団を形成しながら、(B)を育てていくことが大切である。特に、集団の生活の中で、幼児が自己を発揮し、教師や他の幼児に認められる体験をし、自信をもって行動できるようにすることが重要である。
Q 60 : 次の【Ⅰ群】は、生涯教育という考えを普及させ推進させる役割を果たした著作や報告書についての説明である。この説明と【Ⅱ群】の機関や人名とを結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A『生涯教育入門』の中で「人間は生まれてから死ぬまでの人生の各段階において、それぞれにふさわしい学習の機会が継続的に確保されるように統合されること、学習の機会が学校だけでなく家庭・職場・地域社会など生活のあらゆる場で確保されることが大切である」と述べている。B『学習社会論』の中で「すべての成人に、いつでも定時制の教育を提供するだけでなく、学ぶこと、何かを成し遂げること、人間的になることを目的としたあらゆる制度がその目的の実現を志向するように、価値の転換に成功した社会をつくらなければならない」と学習社会の構築を提言している。C『リカレント教育―生涯学習のための戦略―』において、「従来のように人生の初期の年齢で教育を終えるのではなく、基礎教育等を修了した成人が労働・余暇などの諸活動と教育を交互に生涯に渡って行えるようにすべきである」という、いわゆるリカレント教育構想を提言した。【Ⅱ群】 ア 経済協力開発機構(OECD)イ ラングラン(Lengrand,P.) ウ ハッチンス(Hutchins,R.M.)
Q 68 : 次の【Ⅰ群】の記述と【Ⅱ群】の語句を結びつけた場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。【Ⅰ群】A 1984(昭和59)年に設置された内閣総理大臣の私的諮問機関。設置期間は3年間とされた。第4次答申(1987 年)において示された「個性重視の原則」、「生涯学習体系への移行」、「変化への対応」といった教育理念は、その後の教育改革の方向を決定づけるものとなった。B 2000(平成12)年に設置された内閣総理大臣の私的諮問機関。設置の趣旨は、「戦後教育について総点検する」と同時に「21 世紀の日本を担う創造性の高い人材を目指し、教育の基本に遡って幅広く今後の教育のあり方を検討する」こととされた。「教育を変える17 の提案」をまとめたが、その中には「新しいタイプの学校(“コミュニティ・スクール” 等)の設置を促進する」など、2000 年以降の日本における教育政策の在り方に影響を与えてきたものも多数ある。C 第二次世界大戦終了直後の日本の教育改革に関する重要事項を調査審議するため、内閣総理大臣の所轄下にあった調査審議機関。1946(昭和21)年に設置され、教育基本法制定の必要、6・3制の実施をはじめ、私立学校、大学、教員養成、社会教育、教育行財政など、広範な領域にわたって、教育改革の基本方針や実施への具体的な方策を立案した。【Ⅱ群】ア 教育改革国民会議イ 臨時教育審議会ウ 教育刷新委員会