保育士
Q 15 :
次の文は、寺子屋に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
寺院での庶民教育を起源とするが、やがて寺院から独立し、江戸時代に著しく普及した。
寺子屋の教師は「師匠」などとよばれ、生徒は「寺子」などとよばれた。
教育内容は、読み書き算の基礎教育で、教科書としては往来物などが用いられた。
指導方法は、手習(てならい)という個別指導が主流であった。
代表的な寺子屋として、伊勢の鈴屋や大坂(大阪)の適塾がある。
解説
寺子屋は鎌倉時代以降、民衆教育として生まれたが、江戸時代には庶民の教育として広く普及した。師匠が寺子と呼ばれる子弟に手習(てならい)という個別指導により、読み・書き・算を教えた。
5 - × 伊勢の鈴屋は本居宣長(1730-1801)の国学塾、大坂の適塾は緒方洪庵(1810-1863)の蘭学塾であり、私塾である。私塾とは、塾主の学識と人格を中心にそれを慕って集まってくる青年たちに学問を教授した教育機関のことである。