次の文は、フレーベル(Fröbel,F.W.)に関する記|保育士問題集

保育士

Q 13 : 
次の文は、フレーベル(Fröbel,F.W.)に関する記述である。不適切な記述を一つ選びなさい。
1
「あらゆる善の源泉は遊戯の中にあるし、また遊戯から生じてくる」として、遊戯(遊び)の重要性を述べた。
2
子どものすべての活動は神的なものの自己表現であり、創造的な活動であるとした。
3
「頭と心と手」に象徴される精神力、心情力、技術力という3種の根本的な能力を調和的に発達させることが教育の課題であるとした。
4
家庭教育を向上させるために母親のための教育書『母の歌と愛撫の歌』を著した。
5
幼児のための教育遊具を考案、製作し「恩物(Gabe)」と名付けた。
解説

フレーベル(1782〜1852)は、ドイツの教育家で、幼稚園の創始者として知られている。著書には「人間の教育」があり、あらゆるものは永遠の法則によって支配され、その法則の根底には神が存在すると唱えた。同様に子どもの中にも神的な本質が存在するとし、子どもが自身の内にある神的なものを自覚し表現できるよう援助していくことを教育の目的として、子どもの自発的な活動(遊戯)を重視した。子どもの遊びを重視したフレーベルは、遊ぶための道具「恩物」を考案した。選択肢3は、ペスタロッチ(1746~1827 スイス)の思想についての記述である。