日本における地域福祉の前史に関する次の記述のうち,正しい|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 34 : 
日本における地域福祉の前史に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
頼母子講(タノモシコウ)は,共済的・金融的機能を持ち,経済的救済を目的とした組織のことをいう。
2
七分積金制度は,生活に困窮する者の救済を目的とした儒教的徳治主義を象徴とする天皇の慈恵政策のことをいう。
3
五保の制は,生活に困窮する者がいた場合には,まずは親族間での相互扶助を重視した制度のことをいう。
4
結は,江戸幕府の下で町人の負担する町の経費を節約した額の中から積立てをして,貧民や孤児を救済した制度のことをいう。
5
戸令(コリョウ)は,五戸を一組として,共助の機能を持った農耕と貢納のための組織のことをいう。
解説

頼母子講とは地域の金融システムの一形態であり、無尽ともいう。鎌倉時代から始まった金銭を互いに融通することを目的とした民間の相助組織であり、共済的・金融的機能を持ち,経済的救済を目的とした組織である