近代の社会変動の趨勢に関する次の記述のうち,正しいものを|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 9 : 
近代の社会変動の趨勢に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
デュルケム(Durkheim,E,)は,異質な個人の分業による有機的な連帯から,同質的な個人が並列する機械的連帯へと変化していくと考えた。
2
ヴェーバー(Weber,M,)は,近代の組織活動において計算に基づく予測可能性が低下すると考えた。
3
テンニース(Tonies,F,)は,全体意志に基づく第一次集団が解体し,一般意志に基づく第二次集団が優越するようになると考えた。
4
ジンメル(Simme,lG,)は,社会的な分化が進むことによって,人々が相互に交流する範囲としての社会圏が縮小していくと考えた。
5
べル(Bel,D,)は,左右のイデオロギー対立はなくなり,プラグマティックな社会問題の解決が実現すると考えた。
解説

5 - ○ ベルは、脱工業化社会論において、技術革新や政策決定の発言力が高まる「脱工業化社会」モデルを提示した。脱工業社会の特徴は産業発達と全ての社会成員の裕福層で、もはやそのような社会では、階級間のイデオロギー対立はなくなっているとベルは考えた。