都市化に伴う地域社会の変化に関する次の記述のうち,正しい|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 10 : 
都市化に伴う地域社会の変化に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
都市化によってまず都心部に人口が集中し,次いでその周辺の郊外の人口が増えていくが,その後も都心部の人口が減少することはない。
2
都市化によって人口量と人口密度が増大し,社会的な異質性が高まっても,人々の社会関係や生活様式は変化しない。
3
都市化によって親族や近隣の地域集団は解体されていく傾向がみられるが,家族や親しい友人とのパーソナルな関係がなくなるわけではない。
4
都市化によって生活基盤の不充足等の社会問題が現れても,住民自身がその充足を目指す活動を起こすことはない。
5
都市化によって公的なサービスが整備されれば,地域社会におけるボランテイア活動や相互扶助的なサービス提供は必要でなくなっていく。
解説

3 - ○ ワースのアーバニズム論においては、都市化による第一次関係の弱体化が指摘されているが、家族や親しい友人んなどとのパーソナルな関係そのものが消失してしまうわけではない。コミュニティ解放論(ウェルマン)や社会関係資本についての諸理論の中でパーソナルネットワークの地域社会における重要性が強調されている。