屋外気候に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|二級建築士問題集

二級建築士

Q 10 : 
屋外気候に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
気温の年較差は、一般に、沿岸部より内陸部のほうが大きい。
2
快晴日における沿岸部の風は、日中は陸から海へ、夜間は海から陸へ吹く傾向がある。
3
真冬日の判定には日最高気温が用いられ、冬日の判定には日最低気温が用いられる。
4
快晴日における相対湿度は、一般に、1日のうちで、夜間は高く、日中は低くなる。
5
快晴日の夜間における建築物の表面温度は、鉛直面より水平面のほうが低くなりやすい。
解説

正解は2

1-○陸地の方が海洋より暖まりやすく冷めやすい。よって沿岸部のほうが内陸部と比べ年比較差は小さくなる。

2-×快晴日には日中において海より陸の方が暖められるので海から陸に向かって風が吹き、夜間は陸のほうが温度が下がるため陸から海に向かって風が吹く。

3-○真冬日は日最高気温が0℃未満の日をさし、冬日は日最低気温が0℃未満の日のことをさす。

4-○快晴日において日中は夜間よりも気温が高く、飽和水蒸気量が多くなるため相対湿度は低くなる。

5-○快晴日の夜間における放射冷却量は一般に鉛直面より水平面のほうが大きく、表面温度は鉛直面より水平面のほうが低くなりやすい。