鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震改修、耐震補強等に|二級建築士問題集

二級建築士

Q 94 : 
鉄筋コンクリート構造の既存建築物の耐震改修、耐震補強等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
耐震スリットを設ける目的の一つは、せん断破壊型の柱を曲げ破壊型に改善することである。
2
あと施工アンカーを用いた補強壁の増設工事を行う場合、新設するコンクリートの割裂を防止するために、アンカー筋の周辺にスパイラル筋などを設けることが有効である。
3
建築物の最上階又は最上階から複数階を撤去する改修は、建築物の重量を低減できるので、耐震性の向上に有効である。
4
耐震診断基準における第2次診断法は、柱や壁の変形能力などは考慮せずに、梁の強さと変形能力などをもとに耐震性能を判定する診断手法である。
5
柱における炭素繊維巻付け補強は、柱の靱(じん)性を高めるのに有効である。
解説

1 - ○

2 - ○

3 - ○

4 - × 第2次診断法は、柱・壁の強度と靱性を考慮して耐震性能を算出する方法。梁の強度を考慮するのは3次診断となる。

5 - ○