二級建築士
Q 92 :
鉄骨構造の接合に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
溶接接合を行う場合、スカラップは、溶接線の交差を避けるために設ける。
隅肉溶接における溶接継目ののど断面に対する許容引張応力度は、突合せ溶接による溶接継目の許容引張応力度の1/√3倍である。
一つの継手に突合せ溶接と隅肉溶接を併用する場合、それぞれの応力は、各溶接継目の許容耐力に応じて分担させることができる。
高力ボルト摩擦接合において、ボルト孔中心から鋼材の縁端までの最小距離は、ボルトの径と縁端部の仕上げ方法等に応じて定められている。
高力ボルト摩擦接合において、2面摩擦とする場合の許容せん断力は、1面摩擦とする場合の許容せん断力より小さい。
解説
1 - ○
2 - ○
3 - ○
4 - ○
5 - × 施行令第92条の2。一面せん断は0.3T0。二面せん断は0.6T0。よって、二面摩擦の場合は一面摩擦の2倍の許容せん断力となる。