Aさん(28歳、初産婦)。里帰り中に他県にあるB周産期母|保健師問題集

保健師

Q 35 : 
Aさん(28歳、初産婦)。里帰り中に他県にあるB周産期母子医療センターで、妊娠28週0日に体重978gの男児を出産した。生後3か月、児は体重2,400gでGCUから自宅に退院した。地区担当保健師はGCUの看護師から情報提供を受け、Aさんに連絡した上で、退院の1週後に家庭訪問を行った。Aさんの表情はやや暗い様子で「未熟児だったので、体重が増えているのか心配です。風邪をひかせないように外には連れて行っていません」と話した。訪問時の児の体重は2,540gであった。このときのAさんへの対応で適切なのはどれか。2つ選べ。
1
感染症の予防のため父母以外の家族の接触は避けるよう説明する。
2
生後6か月になったら離乳食を開始するよう説明する。
3
予防接種は修正月齢で接種するよう説明する。
4
児の体重増加以外に不安がないか確認する。
5
児の体重増加は順調であると説明する。
解説

出生体重が2500g未満で出生した乳児を、低出生体重児と呼ぶ。低出生体重児の保健指導では、母親は予想外の早産で様々な不安を抱えているケースが多いため、母親の体調などを理解し、親を支援するスタンスで関わる事が大切。相手の話をよく聞き、受容し、共感を得て成長を見守っていく対応が適切である。