アテローム(粥状)硬化が関与する病態はどれか。|理学療法士問題集

理学療法士

Q 375 : 
アテローム(粥状)硬化が関与する病態はどれか。
1
慢性収縮性心膜炎
2
慢性閉塞性肺疾患
3
内頸動脈狭窄症
4
椎骨動脈解離
5
肝硬変
解説

1-× アテロームとは、コレステロールの沈着により動脈内皮に粥状の隆起ができ、血管の内腔が狭くなるものである。慢性収縮性心膜炎とは、心臓拡張期の血液充満が障害されるものである。突発的に心膜に線維性肥厚と癒着をきたす。

2-× 慢性閉塞性肺疾患とは、気道狭窄や肺胞の構造的変化をきたすものである。主に喫煙による発症が多い。

3-◯ 内頸動脈狭窄症では、狭窄部位により多彩な症状を示す。アテローム硬化や血管炎によるものがある。

4-× 椎骨動脈解離は高血圧などが原因で発症すると言われている。

5-× 肝硬変はアルコールの摂取やウイルス感染により発症する。発症により、肝臓の線維化がみられる。