70歳の男性。身長180cm、体重90kg。脳梗塞のため|理学療法士問題集

理学療法士

Q 114 : 
70歳の男性。身長180cm、体重90kg。脳梗塞のため麻痺肢に内反尖足がみられる。10mであれば独歩可能であるが、軽度の分回し歩行となる。意識してゆっくりと歩けば分回しを軽減することは可能であるが、遊脚相の股関節屈曲は増加し立脚中期に膝過伸展がみられる。2動作前型で屋外歩行の自立を目標に理学療法を進めている。この患者に適切なのはどれか。
1
装具は不要
2
軟性足装具
3
プラスチック短下肢装具(ショートタイプ、継手なし)
4
プラスチック短下肢装具(つま先までの標準型、継手なし)
5
金属支柱付短下肢装具
解説

1-× 内反尖足変形があるため、装具は必要である。

2-× 軟性足装具はサポーターのように関節を固定し、浮腫や血腫を予防するために用いられる。

3-× 主に下垂足に適応となる。

4-× 下垂足や軽度の内反尖足に適応となるが、本症例では金属支柱付短下肢装具を適応する。

5-◯ 金属支柱付短下肢装具は足関節の内反尖足変形に対して有効である。