1-× 心房細動はP波の消失とF波(心房細動波)の出現が特徴的である。心房の各部が高頻度でランダムに興奮する。
2-× 心房粗動はP波の消失とF波(心房粗動波)の出現がみられる。F波は毎分250〜350の規則正しい連続した鋸歯状の波形である。
3-× II度房室ブロックは、1拍ごとにPQ間が延長しQRS波(心室拍動)が脱落する流れを繰り返すものである。
4-◯ 心室期外収縮(PVC)はP波を伴わない幅広いQRS波(0.12秒以上)がみられる。種々の心電図所見を示し、完全代償性休止期を伴うことが多い。
5-× 心室頻拍はP波及びT波の消失と幅広いQRS波がみられる。QRS波は心室性期外収縮に似て0.12秒以上と幅広く、規則正しいリズムで心拍数は150〜200回/分である。