肢誘導における心電図(別冊No.3)を別に示す。正しいの|理学療法士問題集

理学療法士

Q 115 : 
肢誘導における心電図(別冊No.3)を別に示す。正しいのはどれか。
1
心房細動
2
心房粗動
3
Ⅱ度房室ブロック
4
心室期外収縮
5
心室頻拍
解説

1-× 心房細動はP波の消失とF波(心房細動波)の出現が特徴的である。心房の各部が高頻度でランダムに興奮する。

2-× 心房粗動はP波の消失とF波(心房粗動波)の出現がみられる。F波は毎分250〜350の規則正しい連続した鋸歯状の波形である。

3-× II度房室ブロックは、1拍ごとにPQ間が延長しQRS波(心室拍動)が脱落する流れを繰り返すものである。

4-◯ 心室期外収縮(PVC)はP波を伴わない幅広いQRS波(0.12秒以上)がみられる。種々の心電図所見を示し、完全代償性休止期を伴うことが多い。

5-× 心室頻拍はP波及びT波の消失と幅広いQRS波がみられる。QRS波は心室性期外収縮に似て0.12秒以上と幅広く、規則正しいリズムで心拍数は150〜200回/分である。