免震構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|一級建築士問題集

一級建築士

Q 96 : 
免震構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
積層ゴムアイソレータを用いた免震構造は、一般に、水平地震動に対する免震効果はあるが、上下地震動に対する免震効果は期待できない。
2
長期荷重を受ける積層ゴムアイソレータの設計に用いる面圧は、支持軸力を積層ゴムの断面積で除した値とする。
3
転倒モーメントによりアイソレータに大きな引張軸力が生じる場合は、天然ゴム系の積層ゴムアイソレータを採用する。
4
天然ゴム系の積層ゴムアイソレータを用いた免震構造においては、アイソレータのみでは減衰能力が不足するので、オイルダンパーや鋼材ダンパー等を組み込む必要がある。
解説

1 - ○

2 - ○

3 - × 天然ゴム系のアイソレータは、ほとんど引張力を負担できない(1N/mm2程度)ため、柱に大きな引張軸力が生じるような免震構造物にはむかない。

4 - ○