鋼材ダンパーを用いた制振構造を採用した鉄骨造の建築物に関|一級建築士問題集

一級建築士

Q 87 : 
鋼材ダンパーを用いた制振構造を採用した鉄骨造の建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
地震時に主架構を無損傷とする目的で、柱梁部材には建築構造用圧延鋼材SN490に比べて、基準強度Fが大きい建築構造用高性能鋼材SA440を用いた。
2
地震エネルギーを効率的に吸収させるために、鋼材ダンパーには建築構造用圧延鋼材SN400と比べて、伸び能力の優れた建築構造用低降伏点鋼材LY225を用いた。
3
制振効果を高めるために、鋼材ダンパーの主架構への取付け部の剛性を小さくした。
4
せん断パネルタイプの鋼材ダンパーについて、地震等による繰返し変形下の疲労に対して累積損傷度による検討を行った。
解説

1 - ○

2 - ○

3 - × 取付け部の剛性・強度が高いほど制振ダンパーの特性が有効となる。

4 - ○