一級建築士
Q 123 :
鉄筋コンクリート造の既存建築物の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
コンクリート壁において、豆板が発見された部分のコンクリートの打直しを行うに当たり、図-1(X-X’断面)のように、コンクリートをはつり取った後に露出した鉄筋と周囲のコンクリートとの隙間の寸法aを最低20mm程度とした。
コンクリート壁において、豆板が発見された部分のコンクリートの打直しを行うに当たり、図-1(Y-Y’断面)のように、開口部の上端のコンクリート打設側の寸法bを100mm以上となるように斜めにはつり取った。
接着系アンカーによる「あと施工アンカー」の穿(せん)孔作業において、図-2のように、やむを得ず傾斜して穿(せん)孔しなければならなかったので、施工面への垂線に対して傾斜角cを15度以内で行った。
壁開口部の金属系アンカーによる「あと施工アンカー」の施工において、図-3のように、既存梁の主筋とせん断補強筋で囲まれた内側になるように配置し、既存柱からのはしあきの寸法dをアンカー軸部の直径の5倍以上とした。
解説
1 - × はつりとった後の鉄筋と周囲のコンクリートとの隙間は30mm以上とる。
2 - ○
3 - ○
4 - ○