土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当な|一級建築士問題集

一級建築士

Q 106 : 
土工事及び山留め工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
軟弱な粘性土地盤の掘削工事において、ヒービングの危険性が高いと判断されたので、その対策として、剛性の高い山留め壁を良質な地盤まで設置し、背面地盤の回り込みを抑えることとした。
2
親杭横矢板工法の親杭をプレボーリングにより設置したので、受働抵抗を十分に発揮させて水平方向の変形を抑制するために、杭の根入れ部分はセメントベントナイト液の注入を行い、根入れ部分より上の杭まわりの空隙は存置した。
3
切ばり支柱と乗入れ構台支柱をやむを得ず兼用するに当たり、切ばり支柱としての荷重とともに、乗入れ構台上の重機や構台自重等の合計荷重に対する支持力を確認した。
4
ソイルセメント壁の芯材としての形鋼に新品を用いたので、芯材の許容応力度は、短期許容応力度の値を採用した。
解説

1 - ○

2 - × プレボーリングにより親杭を設置する場合は、根入れ部だけでなく杭まわりの空隙部分もセメントベントナイト液もしくは埋戻しにより充填させる。

3 - ○

4 - ○