鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|一級建築士問題集

一級建築士

Q 113 : 
鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
溶接作業において、作業場所の気温が0℃ であったので、溶接線の両側約100mmの範囲の母材部分を加熱(ウォームアップ)して溶接した。
2
完全溶込み溶接とする板厚の異なる突合せ継手において、部材の板厚差による段違いが薄いほうの板厚の1/4以下、かつ、10mm以下であったので、薄いほうの部材から厚いほうの部材へ溶接表面が滑らかに移行するように溶接した。
3
高力ボルト接合において、接合部に生じた肌すきが2mmであったので、フィラープレートを挿入しないこととした。
4
トルシア形高力ボルトの締付けの確認において、ナット回転量に著しいばらつきが認められるボルト群に対して、その群の全てのボルトのナット回転量を測定して平均回転角度を算出し、平均回転角度±30度の範囲であったものを合格とした。
解説

1 - ○

2 - ○

3 - × フィラープレートの適用範囲について、1㎜以下のはだすきは処理不要である。1㎜を超えるものについては、フィラープレートを挿入する。設問は1㎜を超えているので、フィラープレートを挿入しなければならない。

4 - ○