一級建築士
Q 33 :
鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
機械式継手を用いる大梁主筋の配筋において、隣り合う鉄筋の継手位置をずらして配置するに当たり、カップラーの中心間で400mm以上、かつ、カップラー端部の間のあきが40mm以上となるように組み立てた。
径が同じ異形鉄筋の相互のあきについては、「呼び名の数値の1.5倍」、「粗骨材の最大寸法の1.25倍」、「25mm」のうち、最も大きい数値以上とした。
片持ち庇のスラブ筋に用いるスペーサーについて、材質を施工に伴う荷重に対して耐えられる鋼製とし、型枠に接する部分には、プラスチックコーティングの防錆処理を行ったものを使用した。
壁内に設置するCD管(合成樹脂製可とう電線管)については、コンクリート打設時にCD管が移動しないように、壁縦筋に隙間なく沿わせて1m以内の間隔で堅固に結束した。
解説
1 - ○ コンクリートが十分にまわるようにするため。
2 - ○ 設問のとおり。
3 - ○ 打込まれるコンクリートと同等以上の強度、剛性、耐久性が必要。
4 - × 埋設CD管はボックス近辺を除いて、平行する配筋と30mm以上の間隔をあけて敷設する。