地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか|一級建築士問題集

一級建築士

Q 32 : 
地業工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
場所打ちコンクリート杭工事において、特記がなかったので、最初に施工する本杭を試験杭とし、その杭の位置は、地盤や土質試験の結果から全杭を代表すると判断される位置とした。
2
液状化のおそれのある地盤の改良方法として、土中に締め固められた砂杭を形成するサンドコンパクションパイル工法を採用した。
3
場所打ちコンクリート杭工事において、安定液に打ち込む杭に使用するコンクリートの単位セメント量については、310kg/㎥とした。
4
既製コンクリート杭を用いた打込み工法において、打込み完了後における杭頭の水平方向の施工精度の目安値については、杭径の1/4以下、かつ、100mm以下とした。
解説

1 - ○ 一般的に、1本目の杭を試験杭とする。

2 - ○ サンドコンパクションパイル工法は鉛直振動を利用して地盤内に締固め杭を造成し、周辺地盤を締め固めて安定化を図る地盤改良工法。

3 - × 清水あるいは安定液中で打ち込む場合の単位セメント量は330kg/㎥。

4 - ○ 鉛直方向の施工精度は1/100以下。