図のように、敷地に建築物を新築する場合、建築基準法上、A|一級建築士問題集

一級建築士

Q 137 : 
図のように、敷地に建築物を新築する場合、建築基準法上、A点における地盤面からの建築物の高さの最高限度は、次のうちどれか。ただし、敷地は平坦で、敷地、隣地及び道路の相互間に高低差はなく、門、塀等はないものとする。また、図に記載されているものを除き、地域、地区等及び特定行政庁による指定、許可等並びに日影による中高層の建築物の高さの制限及び天空率に関する規定は考慮しないものとする。なお、建築物は、全ての部分において、高さの最高限度まで建築されるものとする。
1
28.5m
2
34.5m
3
39.0m
4
46.0m
解説

1 - ×

2 - ×

3 - ○ 道路高さ制限による高さ限度、隣地高さ制限による高さの限度、北側高さの最高限度を算出し、最小値がA点の高さ限界となる。まず、題意よりA点は商業地域内なので、北側の制限は無い。A点における道路高さ制限の検討。道路は北側と南側に存在しているが、北側の方が明らかに距離が厳しいので、北側の水平距離(L)を算定する。L=5m+3m+15m(北側道路中心線から10m超えているため)+3m=26m。題意より非住居系なので、法別表3より、数値1.5を水平距離に乗じる。26m(L)×1.5=39.0mとなる。次にA点における隣地高さ制限の検討。A点から西側隣地=6m。A点の後退距離3m。法第56条第1項第二号より、H=2.5×(6m+3m)+31m=53.5m。よって、道路高さ制限による高さのがより厳しいので、A点における高さの最高限度は39.0mとなる。

4 - ×