わが国における建築物と周辺環境に関する次の記述のうち、最|一級建築士問題集

一級建築士

Q 85 : 
わが国における建築物と周辺環境に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1
建築物に囲まれた広場や街路等の幅員をD、建築物のファサードの高さをHとした場合、D/Hはその外部空間の開放感や閉塞感を表す指標となる。
2
建築物が冬至の日において4時間以上の日影を周囲に及ぼす範囲は、一般に、建築物の東西方向の幅よりも建築物の高さに大きく影響される。
3
都市部にある建築物の屋根及び屋上に高日射反射率塗料を塗ることにより、ヒートアイランド現象を抑制する効果が期待できる。
4
多雪地域の市街地の建築物において、落雪の搬出の不便さと落雪による危険を避けるため、無落雪屋根を採用する場合がある。
解説

1 - ○

2 - × 細長い建物は影も細く長くなります。影の先の方は、太陽の光がまわり込むため建物の根元の方より薄くなります。一方、建物の横幅が東西に長いと、北側への影の影響は大きくなります。このことから、日影時間は建物の高さより、東西方向の幅に左右されます。

3 - ○

4 - ○