いま、消費額に応じて定率a % で課税する制度を新規に導|中小企業診断士問題集

中小企業診断士

Q 20 : 
いま、消費額に応じて定率a % で課税する制度を新規に導入しようとしている。ただし、すべての課税対象者に対して定額b を現金で給付する制度も併せて導入する。このとき、新しい制度に伴う納税額Tは、消費額をYとすればT=aY-bと書くことができ、下図のように描くことができる。なお、下図で平均税率とは、納税額を消費額で除した値(ŒT/Y)で表されるものとする。 この図に関する記述として、最も不適切なものを下記の解答群から選べ。
1
課税対象者に対する現金の給付額bを変化させても、消費額Y1 の個人が直面する平均税率は変わらない。
2
高額な納税者ほど平均税率は高くなっているため、その意味では、この制度は累進的である。
3
消費額Y0の納税者は、この制度の導入によって実質的に可処分所得が増加する。
4
すべての納税者にとって、消費額を1単位増やしたときの限界税率は等しい。
解説

ア - ○ 正解 問題文より、平均税率はT/Y=a-b/Yとなり、給付額bを変化させると、平均税率は変化する。

イ - × 記述内容の通りである。

ウ - × 記述内容の通りである。

エ - × 記述内容の通りである。