次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5歳|保育士問題集

保育士

Q 100 : 
次の【事例】を読んで、【設問】に答えなさい。【事例】5歳の男児。遊びや生活の規則に従えず、集団行動が苦手である。着席していても、そわそわしてじっとしていられず、保育士の話を最後まで聞かずに思いついたことをすぐに発言してしまう。一つの遊びに集中せず、片づけができない。しばしば要求や指示に従わず、課題を完成させることができない。危険な場所にも、あまり考えずに入りこんでいき、擦り傷などが絶えない。【設問】この子どもに対する配慮として適切なものを○、不適切なものを×とした場合の正しい組み合わせを一つ選びなさい。A間違った行動に対して直ちに強く叱責する。B花丸やシールを使い、褒められたことが目で見える工夫をする。C注意はその場で短く、わかりやすく行う。D良い行動が見られても、褒めることは最小限にする。
1
A:○ B:○ C:× D:○
2
A:○ B:× C:○ D:×
3
A:× B:○ C:○ D:○
4
A:× B:○ C:○ D:×
5
A:× B:× C:× D:○
解説

A - × この子どもは注意欠陥多動性障害(ADHD)であることが疑われる。時と場合によるが、強く叱責しても逆に注目されたと喜んでしまい、行動の改善にはつながらない。行動を改善するためには、間違った行動をとってしまう原因を捉え、粘り強く接しながら調整していくことが理想である。

B - ◯ 視覚的補助の使用が有効である。

C - ◯ 指示は具体的かつ簡潔に行うことが望ましい。

D - × 良い行動が見られたときは、きちんと褒めて、子どもの自尊心を高める配慮が大切である。