次の事例を読んで,問題121ついて答えなさい。 【事例】|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 121 : 
次の事例を読んで,問題121ついて答えなさい。\n【事例】\nLさん(25歳,男性,障害支援区分5)は,大学2年生の時,交通事故が原因で頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)となった。現在は毎日,居宅介護を利用しながら,母親と生活している。Lさんは四肢麻痺(ししまひ)のため自分で体を動かすことができずに,多くの時間をベッドで過ごしている。リクライニング式車いすに移乗するときは,移乗リフトを使用している。Lさんは,母親の腰痛が悪化していることを知っているので,母親に介助を頼むことを遠慮している。そのため,介護福祉職が来たときに,リクライニング式車いすに乗せてもらっている。Lさんは車いすで座位になると,たびたび起立性低血圧で気分が悪くなる。日中はマウススティックを使用して,パソコンで友人とメールのやり取りを楽しんでいる。最近はパソコン教室に週1回は通いたいと考えて,「長時間の外出時の移動の介護をお願いしたいがどうしたらよいか」と介護福祉職に相談した。\nLさんがリクライニング式車いすで起立性低血圧を起こしたときの介護福祉職の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
背もたれを倒す。
2
頭部を冷やす。
3
体温を測る。
4
衣服を調節する。
5
ベッドへ移乗する。
解説

起立性低血圧は脳の血液量が減ることで、立ちくらみやめまいなどの症状があらわれる。背もたれを倒すなどし、脳に血液が循環できるように処置をすることが必要である。