次の事例を読んで,問題122ついて答えなさい。 【事例】|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 122 : 
次の事例を読んで,問題122ついて答えなさい。\n【事例】\nLさん(25歳,男性,障害支援区分5)は,大学2年生の時,交通事故が原因で頸髄損傷(けいずいそんしょう)(cervical cord injury)となった。現在は毎日,居宅介護を利用しながら,母親と生活している。Lさんは四肢麻痺(ししまひ)のため自分で体を動かすことができずに,多くの時間をベッドで過ごしている。リクライニング式車いすに移乗するときは,移乗リフトを使用している。Lさんは,母親の腰痛が悪化していることを知っているので,母親に介助を頼むことを遠慮している。そのため,介護福祉職が来たときに,リクライニング式車いすに乗せてもらっている。Lさんは車いすで座位になると,たびたび起立性低血圧で気分が悪くなる。日中はマウススティックを使用して,パソコンで友人とメールのやり取りを楽しんでいる。最近はパソコン教室に週1回は通いたいと考えて,「長時間の外出時の移動の介護をお願いしたいがどうしたらよいか」と介護福祉職に相談した。\n介護福祉職は,Lさんがパソコン教室に通うことができるように,相談支援専門員にサービス等利用計画の変更を相談したいと考えている。Lさんが利用できるサービスとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
同行援護
2
行動援護
3
重度訪問介護
4
自立訓練事業
5
成年後見制度利用支援事業
解説

1 - × 同行援護は、移動に著しい困難を有する視覚障害のある方が外出する際、必要な援助を行うサービスである。

2 - ×行動援護は、行動に著しい困難を有する知的障害や精神障害のある方が外出する際、行動する際に必要な援助を行うサービスである。

3 - ◯ 重度の肢体不自由または重度の知的障害もしくは精神障害があり常に介護を必要とする方に対して、ホームヘルパーが自宅を訪問し、生活全般にわたる援助や外出時における移動中の介護を総合的に行うサービスである。

4 - × 知的障害または精神障害のある方に対して、障害者支援施設、障害福祉サービス事業所または障害のある方の居宅において、地域生活への移行のためにADLの訓練を行うサービスである。

5 - × 成年後見制度利用支援事業は、高齢や精神上の障害により、本人の判断能力が不十分である方の権利を保護することを目的としている。