次の事例を読んで,問題117ついて答えなさい。 【事例】|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 117 : 
次の事例を読んで,問題117ついて答えなさい。\n【事例】Kさん(88歳,男性)は,妻(82歳)と二人暮らしであった。 5年前にアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。1年ほど前から,会話がかみ合わなくなった。離れて暮らす一人息子のこともわからなくなり,「会社に行く」と外出して行方不明になることがあった。そのため,自宅での介護が困難で,半年前に認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居した。入居時は表情が険しく精神的に不安定で徘徊(はいかい)がたびたびみられた。しかし,事業所内で取り組んでいた回想法に参加すると,徘徊(はいかい)はみられなくなってきた。ある日の午後,「痛い,痛い」と繰り返しながら足を叩(たた)いて,床に座り込む様子が見られた。\nKさんが痛みを訴えて床に座り込んだ時点で,介護福祉職がとる対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
いつからどのように痛いのか,詳しく質問する。
2
全身の状態を観察する。
3
嘔気(おうき)の有無を質問する。
4
叩(たた)いている部位に湿布を貼る。
5
ベッド上で安静にしてもらう。
解説

「会話がかみ合わなくなった」との記述があるので、質問をするより、まずは全身の状態の観察をすることが必要である。