次の事例を読んで,問題118ついて答えなさい。 【事例】|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 118 : 
次の事例を読んで,問題118ついて答えなさい。\n【事例】Kさん(88歳,男性)は,妻(82歳)と二人暮らしであった。 5年前にアルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。1年ほど前から,会話がかみ合わなくなった。離れて暮らす一人息子のこともわからなくなり,「会社に行く」と外出して行方不明になることがあった。そのため,自宅での介護が困難で,半年前に認知症対応型共同生活介護(グループホーム)に入居した。入居時は表情が険しく精神的に不安定で徘徊(はいかい)がたびたびみられた。しかし,事業所内で取り組んでいた回想法に参加すると,徘徊(はいかい)はみられなくなってきた。ある日の午後,「痛い,痛い」と繰り返しながら足を叩(たた)いて,床に座り込む様子が見られた。\nKさんが痛みを訴えてから数日後の入浴時に,Kさんの右頸部(みぎけいぶ)から背部にかけて帯状の水疱(すいほう)を伴う発赤疹(ほっせきしん)が確認された。病院を受診すると,帯状疱疹(たいじょうほうしん)(herpes zoster)と診断された。介護福祉職がKさんのからだの清潔を保つための方法として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
冷たい水で清拭(せいしき)をする。
2
乾布清拭(かんぷせいしき)をする。
3
ぬるめのお湯でシャワー浴をする。
4
熱めのお湯で入浴をする。
5
アルコールで清拭(せいしき)をする。
解説

帯状疱疹はウイルスが原因であるため、患部を清潔に保つことは重要である。アルコールでは刺激が強いため、お湯のシャワーを浴びることで、疱疹部分を清潔に保ち、血行がよくなり、痛みを緩和する効果がある。