次の事例を読んで,問題116について答えなさい。 【事例|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 116 : 
次の事例を読んで,問題116について答えなさい。\n【事例】\nJさん(80歳,男性,要介護2)は,2年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こして,左片麻痺(ひだりかたまひ)になった。Jさんは,自宅で妻(80歳)と過ごしたいと訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して,二人で暮らしていた。Jさんは,数か月前に肺炎(pneumonia)を起こして入院した。炎症症状は消失したが,MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)を保菌した状態で退院した。退院後のJさんは,なんとか立位がとれる状態である。排泄(はいせつ)は,ポータブルトイレを利用して,妻が介助している。尿意はあり,1日の尿の回数も正常である。しかし,日が経(た)つにつれて,妻には日に何回も行う立ち上がりや,ズボンや下着の上げ下ろしの介助は負担になり,時間がかかってJさんが失禁してしまうことも増えてきた。\n妻の介護負担は増してきている。妻は自分も高齢なことから,介助ができなくなったときにどうすればいいのか心配になってきた。通ったり,泊まれたり,自分の体調不良時にも自宅を訪問してくれるサービスを利用したいと考えている。妻の希望に沿ったサービスとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
通所介護(デイサービス)
2
短期入所療養介護
3
小規模多機能型居宅介護
4
地域密着型特定施設入居者生活介護
5
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
解説

小規模多機能型居宅介護は、利用者が可能な限り自立した日常生活を送ることができるよう、利用者の選択に応じて、施設への「通い」を中心として、短期間の「宿泊」や利用者の自宅への「訪問」を組合せ、家庭的な環境と地域住民との交流の下で日常生活上の支援や機能訓練を行うため、妻の希望に沿ったサービスである。