次の事例を読んで,問題115について答えなさい。 【事例|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 115 : 
次の事例を読んで,問題115について答えなさい。\n【事例】\nJさん(80歳,男性,要介護2)は,2年前に脳梗塞(cerebral infarction)を起こして,左片麻痺(ひだりかたまひ)になった。Jさんは,自宅で妻(80歳)と過ごしたいと訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用して,二人で暮らしていた。Jさんは,数か月前に肺炎(pneumonia)を起こして入院した。炎症症状は消失したが,MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)を保菌した状態で退院した。退院後のJさんは,なんとか立位がとれる状態である。排泄(はいせつ)は,ポータブルトイレを利用して,妻が介助している。尿意はあり,1日の尿の回数も正常である。しかし,日が経(た)つにつれて,妻には日に何回も行う立ち上がりや,ズボンや下着の上げ下ろしの介助は負担になり,時間がかかってJさんが失禁してしまうことも増えてきた。\nJさんに該当する排尿障害として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
溢流性尿失禁(いつりゅうせいにょうしっきん)
2
腹圧性尿失禁
3
反射性尿失禁
4
切迫性尿失禁
5
機能性尿失禁
解説

排尿機能は正常にもかかわらず、ズボンや下着の上げ下ろしに時間がかかって失禁してしまうとのことで、このような失禁は、機能性尿失禁と言う。