Aさん(82歳、女性、要介護2)は、夫を7年前に看取(み|介護福祉士問題集

介護福祉士

Q 13 : 
Aさん(82歳、女性、要介護2)は、夫を7年前に看取(みと)り、その後は一人暮らしをしている。夜中にトイレに行った時に転倒し、大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)を骨折(こっせつ)(fracture)して3か月入院した。自宅に手すりをつけ、段差をなくす住宅改修をした後、退院した。何かにつかまれば、いすからの立ち上がりや歩行ができる。人と関わるのは苦手なため自宅での生活が中心である。遠方に一人息子が住んでおり、月に1度は様子を見に帰ってくる。週3回、訪問介護(ホームヘルプサービス)の買物代行や部屋の掃除などの生活援助を利用している。Aさんはできるだけ自分のことは自分で行い、このまま自宅での生活を継続したいと希望している。訪問介護員(ホームヘルパー)が訪問したときに、Aさんは一人暮らしを続けることが不安であると告げた。Aさんに対する訪問介護員(ホームヘルパー)の応答として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1
「訪問介護(ホームヘルプサービス)を毎日利用したらどうですか」
2
「一人暮らしは大変なので息子さんと同居したらどうですか」
3
「また転ぶかもしれないと思っているのですか」
4
「グループホームに入居することを考えたらどうですか」
5
「手すりをつけたし、段差もなくしたので転びませんよ」
解説

1 - × 利用回数を増やすことは負担額も増えるため、まずはアセスメントをしっかり行うことが大切。

2 - × 息子は遠方に住んでいることもあり、お互いの意向や状況を確認する必要がある。

3 - ○ 以前転倒していることから、不安を持っていることが考えられる。

4 - × Aさんはできるだけ自分のことは自分で行い、自宅での生活を継続したいと希望しているため、適切ではない。

5 - × 根拠もなく適切ではない。