認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 138 : 
認知症について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1
レビー小体型認知症では、起立性低血圧や失神による転倒、便秘などの症状はまれである。
2
認知症ケアパスとは、医療機関の連携を示すもので、介護体制は含まない。
3
若年性認知症者は、自立支援医療の対象となる。
4
認知症のSOSネットワークは、警察だけでなく、介護事業者や地域の生活関連団体等が捜索に協力して、行方不明者を発見する仕組みである。
5
正常圧水頭症にみられる認知機能障害は、脳の周囲や脳室内に脳脊髄液が貯留するために生じる。
解説

レビー小体型認知症にはいくつかの症状があるが、自律神経障害として、起立性低血圧(立ちくらみ)や失神、失神による転倒、血圧の変動、便秘が症状に含まれるため1は誤り。認知症ケアパスとは、認知症の進行状況に合わせて、医療とケアの観点からどのようなサービスを受けて行けばよいか、を標準的に示すものであり、介護体制も重要と考えられるため、2は誤り。自立支援医療の対象となるもにには、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で規定された精神疾患があり、通院による医療が継続的に行われるものが対象。その中に若年性認知症者も含まれるため3は正しい。SOSネットワークとは、警察だけではなく、介護事業者のほかに地域の生活関連団体と協力し、速やかに認知症患者を捜索する仕組みであるため4は正しい。何らかの原因により、脳脊髄液の循環や吸収が妨げられると、脳脊髄液が貯留し脳を圧迫する。この症状により、認知機能障害や歩行障害が起きる為5は正しい。