終末期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。|ケアマネージャー(ケアマネ)問題集

ケアマネージャー(ケアマネ)

Q 137 : 
終末期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1
体位変換の頻度の減少や栄養状態の悪化により、褥瘡ができやすくなる。
2
本人の意思を確認できない状況下では、家族の意見が分かれることがあるため、医療・介護専門職が方針を話し合い、その結果に基づき家族を説得する。
3
終末期には、息苦しさが楽になるよう、ベッドの角度調整など姿勢の工夫をする。
4
終末期には、身体への負担が大きいため、本人が望んでも入浴は避けなければならない。
5
家族の予期悲嘆を表現できるよう支援することは、家族に対して看取りへの心の準備を促すことにつながる。
解説

終末期は褥瘡ができやすく、体位変換の頻度の現象、低栄養、摩擦、皮膚の湿潤や汚染が要因とされるため1は正しい。本人の意思を確認できない状況下であっても、本人の意思を尊重するため、専門家だけで話し合う事は望ましくなく、2は誤り。終末期は息苦しさや息切れが起こることが多い。ベッドの角度や姿勢を工夫することで楽になるため、3は正しい。終末期には、食事、排泄、睡眠といった基本的なものから、清潔、移動、喜びなどの観点でケアを行うことが重要であり、本人が望むのであれば考慮しながら入浴も行うのが望ましく、4は誤り。終末期には、家族が不安に襲われたり悲しみを抱くのは当然の事であり、心のケアについての支援は重要であるため5は正しい。