ケアマネージャー(ケアマネ)
Q 64 :
褥瘡について適切なものはどれか。3つ選べ。
褥瘡がある場合には、出血や感染の危険があるので、入浴は褥瘡が治るまで延期する。
褥瘡の創面から滲出液(しんしゅつえき)などとして栄養分が失われるので、高タンパク質、高カロリーの栄養補給が必要である。
寝たきりで間接拘縮のある場合や骨の突出部位のある場合には、特定の部位に圧力を集中し褥瘡が生じやすいので、体圧分散寝具を使用するのがよい。
臀部に発赤ができた場合には、褥瘡と考えられるため、発赤部にマッサージを行い重症化を予防する。
尿失禁、便失禁は、仙骨部褥瘡の感染リスクを高め、治癒を妨げるので、汚染時の清潔ケアを欠かすことができない。
解説
1 - 不正解。 褥瘡がある場合でも、皮膚を清潔に保つことは重要なため、医師の指示の下入浴や清拭を行うこと。入浴することで血行がよくなり、その傷をシャワー等で洗うことにより、治療の効果もある。
4 - 不正解。 マッサージは褥瘡予防に効果的ですが、褥瘡ができる前の段階やその周辺部をマッサージする。発赤部は避けなければならない。