系統的脱感作法の説明として,最も適切なものを1つ選びなさ|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 13 : 
系統的脱感作法の説明として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1
自分や周囲に対して過度に否定的で,挫折感に浸っている不安やうつなどの気分障害のクライエントに対して,考え方や感じ方を肯定的な方向に変化させていく。
2
受動的注意集中状態下で,四肢の重感,四肢の温感,心臓調整,呼吸調整,腹部温感,額部涼感を順に得ることで,心身の状態は緊張から弛緩へ切り替えられる。
3
「すべての人に愛されねばならない」という非合理的な信念を,「すべての人に愛されるにこしたことはない」という合理的な信念に修正していく。
4
観察者はお手本(モデル)となる他者の行動を観察することで,新しい行動を獲得したり,既存の行動パターンを修正する。
5
クライエントは,個別に作成された不安階層表を基に,リラックスした状態下で不安の誘発度の最も低い刺激から徐々に刺激が増やされ,段階的に不安を克服していく。
解説

傾倒的脱感作法とは行動療法の1つであり、ジョセフ・ウォルピによって提唱された作法。恐怖や不安を感じるもの弱い順に階層化し、階層的にその対象を暴露してゆく技法である