心理療法に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさ|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 14 : 
心理療法に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1
動作療法(臨床動作法)を高齢者に適用するとき,筋力をつけることが重要な課題となるので,リラクセーションを促進する必要はない。
2
内観療法は,身近な人を対象として「してもらったこと」「して返したこと」「迷惑をかけたこと」について内省し,不安や苦悩を「あるがまま」に受入れていく。
3
行動療法では,恐怖症のような不適応行動を誤って学習された行動と考え,それを修正するための再学習を行うことが重要である。
4
精神分析療法では,クライエントの自己洞察を深めるため,過去の外傷体験に関する暴露療法がよく用いられる。
5
心理劇では,治療者の受容的・共感的態度に支えられ,防衛機制の理解のために夢の分析を行う。
解説

3 - ○ 行動療法では、クライエントの学習に注目する。条件づけや学習を応用し、不安や恐怖等といった心理面には焦点をあてず、行動上の問題に焦点を当てる。例えば子供のその場に対しての乱暴な言動(不適応行動)に周囲の大人は無反応になり、その場に対しての丁寧な言動(適応行動)には賛美やご褒美を用いて(トークン・エコノミー法)報酬を与え、子供の不適応行動を消去し、適応行動を強化するのである。