事例を読んで,この時点におけるP市障害者虐待防止センター|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 35 : 
事例を読んで,この時点におけるP市障害者虐待防止センターの対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。 〔事例〕精神障害のあるGさん(45歳,女性)は,父親(78歳)と二人暮らしである。母親は病死し,きょうだいはいない。最近,Gさんは,自分の障害年金が入っている預金通帳の残高が知らない間に減っていることに気付いた。Gさんは,父親が貯金を黙って下ろしているのではないかと疑い,父親に尋ねた。父親は否定し,大事には至らなかったが暴力を振るわれたとのことであった。相談を受けた民生委員は,直ちにP市障害者虐待防止センターに通報した。
1
Gさんへの父親からの虐待に関する通報があったことを,都道府県に報告する。
2
Gさん宅への立ち入り調査を実施するため,警察署長に援助を求める。
3
Gさんの安全を確保するため,緊急一時保護の利用を勧める。
4
Gさんに関わる民生委員からの通報について,事実確認を行う。
5
Gさんのお金を父親から取り戻し,日常生活自立支援事業の利用を勧める。
解説

暴力を振るわれたという状況ではあるが、現段階で緊急的な措置を施すまでは至らないと考え、現在の家族の状況や精神障害の状態などを確認することを優先と考える。そこで、民生委員、Gさん、父親のそれぞれから、日常生活の情報を収集し、どのような対応をしていくかを考えるのが適切