障害者が職場に適応できるよう職場に出向き,一定期間継続的|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 12 : 
障害者が職場に適応できるよう職場に出向き,一定期間継続的に支援するとともに,職場の上司や同僚等にも必要な助言等を行う職場適応援助者(ジョブコーチ)に関する次の記述のうち正しいものを1つ選びなさい。
1
職場適応援助者の就労支援の対象となる障害者は,障害者手帳を持つ者に限られる。
2
職場適応援助者は,地域障害者職業センターだけでなく,社会福祉法人等が設置する就労継続支援B型事業所や民間企業にも配置されている場合がある。
3
職場適応援助者の養成研修及び支援スキル向上研修を行っているのは,独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構だけである。
4
職場適応援助者による就労支援を受ける障害者は,障害者自立支援法に基づき,それに要する費用について,本人の収入に応じて一部負担が求められる。
5
職場適応援助者の資格要件については,障害者職業カウンセラーと同様,「障害者雇用促進法」で規定されている。
解説

2 - ○ ジョブコーチには、「配置型ジョブコーチ」「第1号ジョブコーチ」「第2号ジョブコーチ」の3タイプがあり、①配置型ジョブコーチとは、地域障害者職業センターに所属して企業の要請に対応した支援を行う。就職等の困難性の高い障害者を重点的な支援対象として、自ら支援を行う他に、第1号・2号ジョブコーチと連携して必要な助言や支援を行う。②第1号ジョブコーチは、障害者就労支援を行う社会福祉法人、NPO法人等に所属し、障害者職業センターまたは厚生労働省の認定機関が行う研修を受け、必要な経験及び能力を有すると独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用機構が認める者が担当する。資格を得たジョブコーチが企業で支援をした場合、所属する法人に対し助成金(第1号職場適応援助者助成金)が支給される。③第2ジョブコーチは、企業に所属して、自社雇用の障害者を支援するジョブコーチであり、通常、その企業の必要な相当程度の経験や業務内容を熟知した従業員が担当する配置し支援を行った場合に企業に対し助成金(第2号職場適応援助者助成金)が支給される。