課題中心アプローチに関する次の記述のうち,正しいものを2|社会福祉士問題集

社会福祉士

Q 47 : 
課題中心アプローチに関する次の記述のうち,正しいものを2つ選びなさい。
1
リード(Reid,W,)とエプスタイン(Epstein,L,)によって開発され,心理社会的アプローチ,問題解決アプローチ,行動変容アプローチなどの影響を受けて発達した。
2
ターゲットとなる問題は,クライエントの気付きの有無にかかわらず,クライエントの努力で解決できる可能性があるという基準によって選択される。
3
様々なアプローチを折衷したものであるので,それらを統合するためにシステム理論をその基礎理論としている。
4
現在の課題の元となる問題の原因を解明することから援助を始め,その原因の除去を援助の目標とする。
5
時間的な構造が重要と考え,援助に要する期間を早い段階から定めることを重視し援助を進める。
解説

1 - 〇 課題中心アプローチは、リードとエプスタインによる実証的研究を基に開発された、折衷アプローチといえる。心理学的アプローチからの影響はクライエントの自我能力を重視する点。問題解決アプローチからの影響は、クライエントの問題解決への動機ずけを重視する点。行動変容アプローチからの影響は、援助に用いる技法として行動変容技法を採用している点である。